たくさん歌って、名前を覚えよう!昔の人の知恵「妖怪」。子どもと楽しみながら、昔から伝わってきた「思い」を感じよう!

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『ようかいしりとり』

おくはらゆめ 作
こぐま社

「お母さんたちの戦友!!」『おかあさんといっしょ』!

子どもが小さい頃、よくNHKの「おかあさんといっしょ」を見ていました。

どの歌も可愛くて、とってもステキで大好きです。

「ありがとうの花」などは、小学校でも音楽会で低学年の子どもたちに、よく歌われています。

今回は、そんな「おかあさんといっしょ」に出てくる歌の歌詞が、そのまま絵本になった!そんな一冊を紹介します。

『ようかいしりとり』

妖怪博士のところに、ろくろっくびがやってきました!

「ようかいしりとり しようかい」

博士と ろくろっくびのしりとりが始まります。

博士と ろくろっくび、どちらが勝ったのでしょうか?

妖怪博士が家に帰ると、座敷わらしが待っていました。

「ようかいしりとり しようかい」

次は座敷わらしとの勝負です。

さて、どんな妖怪の名前が出てくるでしょう?

妖怪の名前でしりとりする、楽しい歌の絵本です。

子育てをしている人なら1度は聞いたことがあるのではないでしょうか!

『ようかいしりとり』

妖怪の名前がどんどん繋がっていくのが楽しくて、子どもも、この歌が大好きでした。

ろくろっくびや座敷わらしは有名ですが、「しちほだ」や「うまつき」は、この歌詞で初めて聞きました。

この絵本、歌詞に出てくる妖怪が、どんな妖怪なのか解説してあるのです。

※「ようかいしりとり」を聞いたことのない人も、また聞きたいと思った人も、YouTubeにいろいろな人がカバーしたものがアップされているので、検索してみてくださいね!

妖怪には、戒めや教訓の意味もある。

昔の人は、説明できないような事(疫病や自然災害など)が起こるのは、妖怪の仕業だと言い伝えて、それを何とかおさめたり、回避したりしようとしました。

また、「自堕落な生活をしていると、妖怪がやってきて悪さをする。危険な場所に行くと妖怪に会う」などと、戒めの意味を込めて、妖怪が使われていました。

今の子どもたちにとっても、「鬼」は恐怖の対象ですよね。

「悪いことをしないように、自分で自分を律して生活するように。」そんな意味で「そんな悪さをしていると鬼が来るよ!」と言うこともあります。

また、河童は「川や池にいる人の足を引っ張って溺れさせる」妖怪です。

「河童が出る危険な川だぞ」と、子どもに分かりやすく伝えることで、子どもを守っていたのではないでしょうか。

子育てに繋がる「妖怪」。
昔から伝わってきた「思い」を感じよう!

かわいい『ようかいしりとり』の歌ですが、「妖怪」について考えると、子育てに繋がるものが多いです。

ゲゲゲの鬼太郎、妖怪ウォッチなど、妖怪の出てくるアニメなどで、ずいぶんそのイメージも変わってきました。

現代社会にも伝わっている「妖怪」。

妖怪が恐れられつつも、愛されているのは、昔の人の「世の中をより良くしたい」という思いが、今の人たちにも伝わっているからではないでしょうか!

ようかいしりとりの絵本を読んで、子どもと「妖怪」について調べたり、考えたりしてみてはいかがでしょうか!

そして、子どもと一緒に、たくさん「ようかいしりとり」を歌ってくださいね!

絵本を通して、子どもと遊ぼう!学ぼう!

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