子どもに美術は難しい!?
子どもと一緒にテレビを見ていると、何だかクセになる不思議な音楽が流れました。
それは、NHK Eテレで放送していた『びじゅチューン』
世界の名画がキャラクターになり、アニメーションとして動きまわっています。
何とも言えない絶妙に抜けた雰囲気のアニメと歌に引き込まれた私たちは、YouTubeでびじゅチューンの音楽を聴きました。
レオナルド・ダ・ヴィンチのモナ・リザは、会社のお局として毒舌で社長すらもバッサリと切りまくり、
フェルメールの真珠の耳飾りの少女は「くのいち」になって、耳飾りの爆弾で悪意を蹴散らしています。
その設定の面白さにハマった私たちは、美術作品の図鑑を図書館で借りて、解説まで読み漁りました。
美術というと、描かれた意図が難しかったり、見ても良くわからない絵だったり、子どもには難しいという印象がありました。
更に、美術館では静かに鑑賞しないといけないという事や、見てもすぐに飽きてしまうだろうという思いがあり、子どもを連れていくにはハードルが高い印象でした。
私の意識を変えてくれた!子どもも美術を楽しむことができる!!
しかし、びじゅチューンでたくさんの作品に触れ、『真珠の耳飾りの少女』という正式な名前を知らなくても、「あ!真珠の耳飾りのくのいち!」と、子どもが自分から絵の方に興味を示すようになったことで、子どもと一緒に美術館へ行ってみたいという、思いが強くなりました。
そこで考えたのが徳島県にある『大塚国際美術館』への旅行です。
大塚国際美術館にあるのは、全て偽物の作品です。
しかし、陶板名画といって、原画に忠実に再現されたもので、その大きさや色使いを楽しむ事ができます。
事前にびじゅチューンの歌一覧を印刷して、いざ大塚国際美術館へ。
いくつ見ることができるか、楽しみに行きました。
2023年12月の時点で、大塚国際美術館で見ることができた『びじゅチューン』の題材になった作品を紹介したいと思います!
↓タイトル ↓もとの作品
委員長はヴィーナス | ヴィーナスの誕生 | |
お局のモナリザさん | モナ・リザ | |
オフィーリア、まだまだ | オフィーリア | |
ムンクの叫びラーメン | 叫び | |
レーサーはゴーギャン | 我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか | |
最後の晩餐サンバ(公式YouTubeでは非公開) | 最後の晩餐 | |
貴婦人でごめユニコーン | 貴婦人と一角獣 | |
真珠の耳飾りのくノ一 | 真珠の耳飾りの少女 | |
縄文土器先生 | 火焔型土器 | |
火消しが来りて笛を吹く | 笛を吹く少年 | |
崖のぼり、のちキス | 接吻 | |
ラス・メニーナス開演前 | ラス・メニーナス | |
夏野菜たちのランウェイ | 四季〈夏〉 | |
月曜日モンスター | グランド・ジャット島の日曜日の午後 | |
潜入捜査inムーラン・ド・ラ・ギャレット | ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会 | |
1500年のオーディション | 1500年の自画像 | |
ひまわりがお掃除しちゃうわよ | ひまわり | |
民衆を温泉に導く自由の女神 | 民衆を導く自由の女神 | |
ツボのツボマッサージ師 | 色絵藤花文茶壷 | |
出会えないりんごとオレンジ | りんごとオレンジのある静物 | |
雪中のフォーメーション〈山〉 | 雪中の狩人 | |
睡蓮ノート | 睡蓮 | |
何にでも牛乳を注ぐ女 | 牛乳を注ぐ女 | |
テュルプ博士の参観日 | テュルプ博士の解剖学講義 | |
地元が快楽の園 | 快楽の園 | |
人を真似る瓶 | フォリー・ベルジェールのバー | |
エスパーカフェ | カフェにて | |
アルルの訳あり物件 | ファン・ゴッホの寝室(アルルの寝室) | |
ひそひそと、秘儀の間で | 秘儀荘(秘儀の間)(ポンペイ遺跡) | |
落穂拾子 | 落穂拾い | |
デンタルクリニック死の島 | 死の島 | |
プリマヴェーラに家庭訪問 | 春(プリマヴェーラ) | |
アルノルフィーニ夫妻のベルト防衛戦 | アルノルフィーニ夫妻像 | |
猫の手もアダムの手も借りたい | アダムの創造 | |
バベルの塔にカフェOPEN | バベルの塔 | |
染める蛇使い | 蛇使いの女 | |
検証・モネの筆 | 印象・日の出 | |
グランド・オダリスクVS蚊 | グランド・オダリスク |
国際美術館だけれど、日本の作品も見られた!
↓こちらの作品は、西洋美術と日本美術を比較した年表などに少しだけ載っていた作品や、一部のみが再現されていた作品です。
風神雷神図屏風デート | 風神雷神図屏風 |
見返りすぎてほぼドリル | 見返り美人図 |
アイネクライネ唐獅子ムジーク | 唐獅子図屏風 |
ザパーンドプーンLOVE | 富岳三十六景 神奈川沖浪裏 |
保健室に太陽の塔 | 太陽の塔 |
敢えて湖畔 | 湖畔 |
写楽式洗顔 | 三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛 |
夏秋図屏風デート | 夏秋図屏風 |
松林ズ | 松林図屏風 |
スタイリングbyキトラ | キトラ古墳 |
「子どもに美術は難しい」という固定概念を壊して、世界の名画に興味を持たせてくれた『びじゅチューン』美術作品に触れるきっかけに、親子で楽しんでみてはいかがでしょうか。
徳島で他に訪問・滞在した場所も紹介!!
・道の駅 くるくるなると
特産物・お土産などがたくさんあり、大人が楽しいのはもちろん、屋上には子どもが楽しめる遊具や人工芝滑りを楽しめる斜面もあります。
長旅で疲れた時の休憩にはもってこいの場所。
・味処 あらし
ものすごく美味しい魚料理が楽しめるお店でした。
珍しい魚の刺身定食もあります。
私はクエの刺身、主人はオコゼの刺身を食べました!
座敷もあり、子どもメニューも頼めるので安心して子どもと一緒に行くことができます。
わかめの味噌汁も絶品でした!
(昼時は混むので、早めに行くことをお勧めします)
・藍の館
藍染体験をしました。
4歳の子どもも保護者と一緒に楽しむことができました。
(最後にアイロンを使うので注意が必要です。)
液につける長さで藍色~水色にグラデーションをつけることもできました。
・ラーメン東大
「せっかくだし徳島ラーメンを食べよう!」ということで、ラーメン東大に行きました。
保護者1人につき、小学3年生以下の子どもはラーメン1杯無料のサービスがありました!!
美味しいラーメンをお腹いっぱい食べられて、親も子も大満足でした!!
・道の駅 いたの
ここでは、昼食をとりました。
「恵食堂 海と畑」で、『天恵菇(てんけいこ)』という希少価値の高いシイタケを使用した、数量限定のハンバーガーを頂きました!!
シイタケが肉厚で、とってもおいしかったです!
ここも、座敷の席があるので子供連れでゆっくりと昼食をとることができました。
また、「ししゃもねこ」というキャラクターのたい焼き的なものを売っていたので1つ購入。
子どもたちは昼食後で満腹なはずなのに大喜びで食べました。
・あすたむランド徳島
科学館、公園、乗り物や体験工房などがありました。
科学館は体験できる仕掛けがいっぱいで、4歳の子どもでも、何時間も楽しむことができました。
外には科学的な仕掛けの遊具もたくさんあり、一日では全てを遊びつくすことができないくらいのボリュームでした。
再入場できるので、遊んでいる途中で昼食を取りに「道の駅いたの」に行きました。
私たちは利用していませんが、あすたむランドの中にもレストランはあるようです。
冬に行ったのでイルミネーションもきれいでした。
今年のゴールデンウイークは、徳島へ行こう!!
もうすぐ待ちに待ったゴールデンウイーク!!
コロナも5類になり、気持ちものびのびと旅行を楽しめるようになりました!!
みなさんもぜひ、美術に興味を持った子供と一緒に、徳島・大塚国際美術館の旅を楽しんでみてください!!
↓芸術の感覚をはぐくむ絵本はこちら!!チェックしてみてくださいね☆