意外と知らない、学校のトイレ事情。トイレットペーパーの絵本から考える、子どものトイレ問題。

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『このかみなあに?トイレットペーパーのはなし』

谷内つねお さく
福音館書店

トイレットペーパーってすごかったんだ!!

図書館にフラフラっと遊びに行ったときに、面白い本を見つけたので紹介したいと思います!

今回、紹介するのは『このかみなぁに?トイレットペーパーのはなし』です。

身近な紙。トイレットペーパー。

その性質が写真と文字で紹介されています。

薄いのに、柔らかくて、
重ねると衝撃も吸収してくれて、
よじると強くなって・・・

「日本のトイレットペーパーはすごい!」と、トイレットペーパーを見直してしまう一冊です!

「トイレットペーパーのひみつ」は、大人でも知らない知識が載っていて、読んでいて楽しかったです!

家庭で『適切な量を使う練習』を!

子どもが一人でトイレに行きだしたら、必ずといっていいほど遭遇する、「トイレットペーパーをびろーんと引っ張り出されている事件!」

子どもにとって、トイレットペーパーは面白い形状をしているのでしょう。

無限ティッシュと同じ感覚で、無限トイレットペーパーをされていたら、「やられたー!」ってなりますよね。

トイレットペーパーの絵本を読んで、排泄後に自分で拭く練習をしてみてはいかがでしょうか!

実は、日本のトイレットペーパーは安いのに上質なのだそうですよ!

そんな、技術のつまった日本のトイレットペーパーでも、たくさんを一気に流そうとするとトイレが詰まってしまいますよね。

小学校のトイレも、年に何度か詰まることがあります。

だいたいはラバーカップ(トイレのスッポン)で直りますが、詰まらせないように、適切な量を使う練習は必須です。

「トイレットペーパーをくるくる巻いたあと、ぎゅっと握って丸くして拭く」と言っている子どももいました。

そうすると少なく感じて、使いすぎてしまうのですよね。

「折り畳んで使って、ある程度で流す」
家でも練習して欲しいポイントです。

いたずらの道具になりやすい「トイレットペーパー」

また、いたずらで、「トイレットペーパーを丸ごとトイレの中に捨てる」ということにも、何度か遭遇しました。

個室で、見られていないと思うと、出来心でやってしまう子どもがいるようです。

何かイヤな事があったり、ムシャクシャする思いがある時、一人になれるトイレという場所は、マイナスな行動を起こしやすい環境にあります。

そこで標的になるのが、トイレットペーパーというわけです。

子どもにとっては当たり前すぎて、貴重に感じないし、常にスペアが置いてある関係で、いくらでもあるものと感じてしまいがちなトイレットペーパーですが、そこに、作っている人達の技術や知恵が詰め込まれていると知ると、トイレットペーパーを見る目が変わるのではないでしょうか。

外国では、トイレットペーパーが貴重で、大切に大切に少しずつ使う国もあるそうですよ。

当たり前にそこにある「トイレットペーパー」
だからこそ、その当たり前を見直して、大切に使う意識を持てるようになりたいですね。

そして、トイレでいたずらをしなくても、「大人に相談したら落ち着ける」そんな親子関係や教師との関係を築いておきたいですね。

学校のトイレ。家との違いで起こる問題。

トイレットペーパーとは話がずれますが、最近は、家のトイレが自動洗浄だから、学校のトイレでも流さずにそのまま出てしまう子どもが増えました。

我が家のトイレは、わざと自動洗浄をオフにして、流すクセをつけています。

便利さが、別の場所ではデメリットに作用してしまうこともあるのだなぁと感じます

学校のトイレ事情なんて、親に伝わることはあまり無いですよね。

そんな事もあるのだと知ってもらえたら、子どもへの声かけや、練習に繋がるのではないかと思います!

トイレットペーパーについて考えられる科学絵本。

子どもと、「へぇ~」と言いながら楽しんでみてください!

絵本を通して、子どもと学ぼう!