父の影響で星新一のショートショートに出会った
みなさんは、『星新一』を知っていますか。
昔、国語の教科書で読んだことがあるという人や、図書室で見たことがあるという人も、いるかもしれません。
星新一は、超短編小説のショートショートをたくさん書き、『ショートショートの神様』と呼ばれたSF作家です。
私は、父の影響で、この星新一の小説を読み始めました。
初めて読んだのは小学校高学年~中学生くらいだったと思います。
父は読書と数学パズルが好きで、家の本棚には、ところせましと様々な作家の小説や数学パズルの本が並んでいました。
その中に、星新一の本が、何冊も何冊も置いてありました。
自然と本を手に取るようになり、初めて『ボッコちゃん』を読んだときは、衝撃を受けました。
シュールな設定と、まさかのオチ。
内容はブラックだけど、なんだか面白い。
短いのに、これほどに読者をその世界に引き込む言葉の力に夢中になりました。
もともと読者が好きだった私は、家にあったショートショートを読むだけでなく、図書館で借りたり映像化されたものを見たりと、完全にその世界にハマりました。
私が国語の教員免許をとったのは、父の読書好きが影響していたのかもしれません。
子どもが自然と本を読む環境づくり
子どもが自然と本に手を伸ばしたくなる環境を作ることは、子どもの可能性を広げることに繋がります。
我が家も本をすぐに読めるように、『おうち図書館』というコーナーを作っています。
その棚に行けば、選ぶのに苦労するくらいの本が並んでいます。
絵本はもちろん、図鑑や迷路、探し絵の絵本なども置いてあります。
最近では、長男の成長に合わせて、子ども向けの読み物も増やしました。
その中にこっそりと星新一の子ども向けショートショート『へんな怪獣』を入れておきました。
すると、見つけた長男が登校前や寝る前に読んでいました。
「この話、すごく面白い!読みやすいし、気に入った!」
長男から、この言葉が出た時は、夢中になってショートショートを読み漁っていた当時の自分を思い出しました。
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どんな時代に読んでも「楽しい」と感じる本は読む価値あり!!
星新一の作品は、今から50年以上も前に書かれたものです。
しかし、今でも違和感なく読むことができます。
50年も前に書かれた物語を読んで、「こんな未来が本当に来るかもしれない」と、今でも感じられる事が、すごいと思いませんか!?
『声の網』という長編は、まさに今の社会を何十年も前に言い当てているように感じます。
また、オチのその後を想像させるような終わり方の物語も多いので、
親子で
「この後、どうなると思う?」
「私はこう思ったけど、長男くんは?」
のように、結末のその後について話し合ったり、どうしてそうなったのかを考えて話したりするのも楽しいです。
こんな魅力あふれる物語だからこそ、子どもから大人まで、魅了し続けているのだろうと思います。
読書で想像力を身につけよう!
子どもが自然と本に触れる環境を作り、夢中になれるような良質な本をたくさん用意してみましょう。
アニメやゲームでは得られない、「読んで場面をイメージする力」や「書かれていない部分や心境を想像する力」がどんどんと養われていきますよ。
親子で図書館に通うこともオススメです!
普段、手に取ることの少ないジャンルの本にも挑戦できますよ!
ぜひ、親子で物語の世界や、星新一の世界にハマってみてください!
子ども向けオススメ作品はこちら↓
『きまぐれロボット』角川文庫・角川つばさ文庫
『へんな怪獣』理論社