外遊びはしんどいな・・・そんな時の救世主。「吹く」遊びを楽しみながら、発音も良くしよう!!

子どもと遊ぼう/絵本だな////////////////
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『杉山きょうだいの しゃぼんだまとあそぼう』

杉山弘之・杉山輝行=文と構成
吉村則人=写真  平野恵理子=絵
福音館書店

大人はうれしい。子どもは楽しい!!シャボン玉で遊ぼう!!

子育てしていると、どうしても「今日はしんどいな・・・。」という日はありますよね。
でも、子どもにとったら、親の体調や気分なんて関係なし!
「今日もお散歩行くよね!」「公園で、おにごっこしようね!」
・・・なんて事も、よくあります。

家のなかでイライラしてぶつかるよりは、外に出て、子どものパワーを発散させた方がいいかも・・・。でも走り回る元気はない・・・

そんな時は、シャボン玉を持っていきましょう!

大人は動き回らなくても、子どもが自分で、楽しそうに遊んでくれますよ。

今、100均でも色々な種類のシャボン玉が売られています。

こんな遊び方はどうですか

シャボン玉遊びの時、皆さんは子どもと、どんな風に遊びますか?

○振るタイプの場合
・ちいさなシャボン玉をたくさん作る
・できるだけ大きなシャボン玉を作る
・振らずに、自然の風で作る
・膜に息を吹きかけてシャボン玉を作る
・大人が作ったシャボン玉を子どもが追いかける

○吹くタイプの場合
・できるだけ長く吹いて一気にたくさん作る
・優しく吹いて、大きなシャボン玉を作る
・シャボン玉の中にシャボン玉を作る

など、1つの道具でも、たくさんの遊びが考えられますね。

他にも
・シャボン玉の中に見える色を観察してみる
・シャボン玉を割らないように触ってみる

少しの準備でたくさん遊べるのが魅力です。

私は、できるだけ吹くタイプのシャボン玉(もしくは、振るタイプを吹いて遊ぶ)をオススメします。

コロナ禍でマスクをするようになってから、子どもたちの遊びの幅が狭くなってしまいました。

シャボン玉も、吹くタイプより、振るタイプや水鉄砲みたいな形のものが増えているし、友達と一緒の時に、マスクを外して吹くのはちょっと・・・と思ってしまいますよね。

でも、シャボン玉を吹く事にはメリットがたくさんあるのです。

シャボン玉を吹いて遊ぶメリット

①子どもの発達が、どの段階かを知ることができる。

子どもは、「吸う」のは簡単にできるのですが、「吹く」のは難しく、成長しないとできません。
それは、ミルクを飲む時に、本能的に「吸う」事はするけれど、ミルクを「吹く=ブクブクとする」ことが無いからです。

シャボン玉は「吹いて」空気を送り、泡を作ります。

口から息を「吹く」ということは、意識しないとできない事なので、ある程度、子どもが成長しないとできません。

逆に言えば、「吹く」ことができたら、それだけ成長したと言えるのです。

②口の周りの発育につながる
息が出せるようになったら、シャボン玉を大きく作ったり、たくさん作ったりしましょう。

特に、ゆっくり長く吹いて、大きなシャボン玉を作る遊びは、口の周りの筋肉を刺激します。

遊びを通して、口の周りがしっかりと発達し、聞き取りやすい言葉になっていったり、力強い発音に変わっていったりします。

やっぱりマスクを外して吹くのは・・・という人にも。シャボン玉遊びで注目してほしい「学び」を紹介します。

①シャボン玉は輪になっていないとできない
絵本の中でも紹介されているのですが、シャボン玉は輪になっているところにしかできません。

「C」のように欠けた針金に、いくらシャボン液をつけても、シャボン玉にはならないのです。

でも、△や☆のように、形が丸じゃなくても、一周繋がっていれば、それでシャボン玉になります。レンコンやビーチサンダルでも!!

色々な物で「これはシャボン玉ができるかなー?」と予想してみるのも楽しいです。予想して、やってみることで「思考する力」が身に付きます。

②絵本では、手でシャボン玉を作る事もオススメされています。
自分の両手の指を、輪になるようにくっつけて膜を張れるか、子どもにチャレンジさせてみましょう!今、自分の手や指がどんな形か認識し、ズレていれば修正するなど、思った通りに動かす練習にもなります。

元気になったら、親子でめいっぱい楽しもう!

「今日は一緒に、おにごっこはできない・・・」という日でも大丈夫。
子どもはシャボン玉で遊んでいるだけのつもりでも、こんなにたくさんの力が身に付きます。
絵本には「しゃぼん液の作り方」や「しゃぼんだまができないときの質問欄」も載っていて、参考になりますよ。
ぜひ、子どもと一緒に楽しんでみてください。

絵本を通して子どもと遊ぼう!