『けんけん ぱっ』
長時間座るためには、練習したらいいの??
「子どもが長時間座っていられない」と、いう話をよく聞きます。
幼稚園や保育園でも小学校の入学前には、座る練習をするという話も聞いたことがあります。
大人は、
「長時間座れないなら、座れるようになるよう練習すればいいのでは?」
「長い時間座れるように、子どもが好きなアニメを座って見る練習をさせてみようか。」
と、『座る』ということに注目して、『座ることを練習したらいい』と考えがちです。
けれど、座れないのには理由があるのです❗
座れない理由とは・・・?
大人は、『座る』=『楽な姿勢』と考えてしまいますが、筋力の未発達な子どもにとって、
座る姿勢を続けることは、筋トレをしているようなものです。
赤ちゃんは、起きている時は手足をバタバタさせていますよね。
子どもも、暇さえあれば、走り回っています。
あれは、動いている方が楽だからです。
大人がイメージしやすいように変換すると、
『筋力の未発達な子どもにとっての座る』
ということは
『大人が、寝転がって、かかとを10センチ浮かせる』
ような感じかな~と思います。
「寝転がっているんだから、楽でしょ❗ 止まっていなさい‼️」と言われて、お腹の筋肉がプルプルと悲鳴をあげたら、やっぱり、動きたくなりますよね。
特に、保育園に行っているような年齢の子どもにとって、座る姿勢を続けることは、まだまだ難しいのです。
じゃあ、どうすれば座っていられる子になるの!?
大人になるにつれて座れるようになるのは、たくさん運動して筋肉がつくからです。
でも、小さい子どもに「筋トレしなさい!!」とは言いませんよね。
そこで大切になってくるのが『遊び』なのです。
人間の身体は、中心から成長していきます。
大きな運動ができるようになって、はじめて末端を使った細かい動きができるようになるのです。
実は、「鉛筆を上手に持てるようにさせたい」とか、「お箸を使えるようにさせたい」ということをクリアするには、鉛筆の練習やお箸の練習だけをさせるよりも、からだ全体を使った遊びをして、体の軸をしっかり作ってあげた方が、はやく使いこなせるようになります。
「体幹を鍛えるのが大切」というのは、そういうところからきています。
みんなで遊ぼう!昔遊び!!
そこでオススメしたいのが『昔遊び』
今回は『けんけんぱ』を紹介します。
けんけんぱは、片足でバランスをとりながら、更に足を曲げて力を溜め、飛び跳ねるという動作をします。
バランスをとろうとする事で、グラグラする姿勢を保つための筋肉が発達します。
『けんけんぱ』ができるようになるのは、およそ4歳頃と言われています。
なので、この『けんけん ぱっ』を一緒に読んで(0、1、2歳用ですが、3~4歳の子どもに部分読みさせるにも、良い本ですよ)その後で『けんけんぱ』遊びをしたら良いのではないでしょうか。
どうぶつたちが、嬉しそうに飛び跳ねる、かわいい絵を見ると、一緒に飛び跳ねたくなりますよ。
そして、体の軸を作っていきましょう!
体の軸を作るための筋肉を、楽しみながら鍛えられる、そんな絵本と昔遊び、子どもと一緒にやってみてください。
絵本を通して、子どもと遊ぼう!
体の軸を作るには、こちらの絵本もオススメ!↓