『すっぱりめがね』
断面って面白い!
少し前に「萌え断サンドイッチ」というのが流行しましたよね。
断面のキレイなフルーツサンドは、カラフルでお花みたい!
かわいいし、食べたら美味しいし、とっても幸せな気持ちになりました!
普段は何気なく食べているフルーツですが、カットした面を見ると、面白い形をしています。
ミカンは花のように見えます。
キウイは中心の黄色と外側の緑が鮮やか!
イチゴは赤と白で、ハートみたいになっていてかわいい!
外側からはわからない、色鮮やかで面白いフルーツが見られます。
断面が見えるメガネで、いろいろなものを見てみよう!
今回、紹介するのは『すっぱりめがね』
すっぱりめがねをかけると、なんでもすっぱり。
中身がどうなっているのか「断面」が見えるめがねです。
野菜の断面はどんな形?
おにぎりは、中の具が、ばっちり見える!
魚の断面にはキレイに並んだ、かたい骨!
普段は断面を見るなんてできない、ピアノや車の中身まで教えてくれる、好奇心を刺激する、『断面』から学ぶ科学絵本です。
外からは見えない、内側を見る楽しみ!
普段、見ることができない、色々なものの断面。
けれど、見ることができないからこそ、中がどうなっているのか気になります。
気になったものを分解する人っていますよね!
この絵本は、そんな「どうなっているんだろう?」という好奇心を満たしてくれます。
特に車のページは、大人の私でも興味津々!
「エンジンはどこ?
この大きな部品は何?」
と、ずっと眺めていられるほど、精密に描かれています。
読み聞かせた、子どもたちも、「車の見えない部分にこんなに色々詰まっているとは!」と驚いていました。
知的好奇心を満たすため、
いつもと違った視点で「料理」をしてみよう!
そんな、断面の面白さに気づいたら、子どもと一緒に料理をするのはどうでしょうか。
野菜の断面は、普段料理をする時に、よく目にしますよね。
キャベツやレンコンなど、断面もとても面白い形をしています。
キャベツは、外側からの見た目からは想像できないほど複雑だし、
レンコンは、じゃがいもみたいにびっしり詰まっていそうなのに、あんなに大きな穴があいているとは驚きです。
子どもと一緒に料理をすると、子どもからも
「ピーマンの中身、種はあるけどほとんど空洞だ!」とか
「オクラは星の形で、かわいいねぇ!」など
『気付き』を見つけながら手伝ってくれているのがわかります。
「気付き」は子どもの学ぶ意欲の表れ!
普段、見ることができないものの中身は、子どもの好奇心を刺激します。
壊れた簡単なおもちゃを分解するのも面白いかもしれませんね!
子どもの「知りたい!」という気持ちを引き出してくれる絵本を読んで、「身の回りのもので簡単な実験をしてみる」というのは、科学的な学習に繋がる思考力が身に付きます。
「断面を観察し、色々なことに気付き、そこからまた考える」ことを、楽しいと感じられたら、それは学ぶ意欲にも繋がります。
勉強は、机でするものだけではないのですね。
好奇心を育て、「へぇー!!」と気づいて考える体験をたくさんして、知ることを楽しめる子どもに育ててあげましょう!
※おもちゃを分解すると、細かなパーツが出てきます。
誤飲のないように注意してください。
また、分解することを想定して作られていないので、保護者の管理の元、怪我などがないように、十分に注意してください。
絵本を通して、子どもと学ぼう!
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