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『せいかつから まなぶ!4・5・6さいの なぜなにSDGs』

汐見稔幸 (監修)
世界文化社

子どもにもわかりやすい!SDGsについての絵本!

みなさんは、SDGsと聞くと、どんな事を考えますか。

最近は、テレビのニュース番組でもSDGsの取り組みを特集している事があるので、身近に感じている人も多いかもしれませんね。

しかし、はっきりと調べたわけではないし、「未来のためになる事でしょ」と漠然としたイメージを持っているだけ。という人もいるのではないでしょうか。

私もSDGsの17の目標を言いましょうと言われても、言えません。

けれど、この絵本に出会い、読み進める中で、普段何気なくしていた行動が地球や社会のためになっていた事に気づいたり、もっと努力できる点があることを教えてもらったりしました。

今回、紹介するのは『せいかつから まなぶ!4・5・6さいの なぜなにSDGs』です。

この絵本は、図鑑のようになっていて、

「?どうしてのこさずたべたほうがいいの?」

などの問いに対し、絵や写真を使って、解説が載っています。

「せいかつからまなぶ」と書いてあるように、生活の場面の中で、少し工夫や意識をするだけで取り組めるSDGsの例がたくさん載っています。

問いに対するまとめ部分には、17の目標のどれに当てはまるのかも解説してあります。

17の目標というのは

目標1 貧困をなくそう
目標2 飢餓をゼロに
目標3 すべての人に健康と福祉を
目標4 質の高い教育をみんなに
目標5 ジェンダー平等を実現しよう
目標6 安全な水とトイレを世界中に
目標7 エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
目標8 働きがいも経済成長も
目標9 産業と技術革新の基盤をつくろう
目標10 人や国の不平等をなくそう
目標11 住み続けられるまちづくりを
目標12 つくる責任、つかう責任
目標13 気候変動に具体的な対策を
目標14 海の豊かさを守ろう
目標15 陸の豊かさも守ろう
目標16 平和と公正をすべての人に
目標17 パートナーシップで目標を達成しよう

の17項目です。

先ほど紹介した、「どうしてのこさずたべたほうがいいの?」には、「目標2 飢餓をゼロに」と「目標6 安全な水とトイレを世界中に」が当てはまります。

私たちが普段、子どもたちと生活する中にも、たくさん工夫できるところや、考えられる事があるということに気づかせてくれる絵本です。

今までは意識していなかった「せいかつ」の中で、
社会のためにできること

絵本には、

苦手なホウレンソウやわかめを食べることで、作ってくれた調理師さんや農家さんがうれしくなることや、

茶碗に残っているご飯粒を集めたり、ハンバーグのソースまで絡めてきれいに食べることで、生ごみが減り、お皿を洗う水も少なくて済む

ということが説明してあります。

ご飯を食べる時に、周りの人や環境のことまで考えて食べることをしてこなかった子どもでも、この絵本を読んだら、意識してくれるようになるのではないかと思います。

ブロッコリーの茎、美味しいですよ!

私は最近、ブロッコリーの茎にハマっています

ブロッコリーの小房の部分は、湯がいてサラダで食べるのですが、その時に残る、立派な茎

実は、皮をむいたら中の白いところを食べられることを知っていましたか?

ホクホクとした食感で、味噌汁にいれても、コールスローサラダに混ぜても、中華炒めに入れても、味の邪魔をせず、食べやすいのでオススメです!

本来なら捨ててしまっていた部分ですが、食べてみると美味しいと知って、今まで捨ててしまっていたのをもったいなく感じました。

意識すると見えてくるもの。未来に向かって、家族で できること。

紹介した絵本は、とても分かりやすく、子どもにはもちろん、大人にもオススメできる一冊です。

私たちにとって、必要不可欠な地球の資源。

平和や平等な社会。

そんな、当たり前を見直して、新しい「当たり前」を作っていきましょう!

2022年も、もうすぐ終わります。

2023年は、更に、子どもにとっても大人にとっても、そして地球にとっても、生きやすく未来に繋がる一年となりますように。

絵本を通して、子どもと学ぼう!

SDGsや食育(食品ロス)について、
興味がわいた、さらに知りたい方は、こちらの絵本の紹介も読んでみてください↓