親子関係って難しい
子どもと接していると、それと同じだけ「親子関係」を見る機会があります。
親子関係って、本当に家庭それぞれで違いますよね。
「親ガチャ」「モンスターペアレント」「ヘリコプターペアレント」など、親子に関する言葉もたくさん生み出されては報道されています。
毎日、我が子と接している親は、周りの情報に触れるたびに「私の子育ては大丈夫かなぁ」「しっかり育てなくちゃ」と、自問自答しているのではないでしょうか。
情報がありすぎる今、よかれと思ってやっている子育てがダメと言われていたり、自分の考え方のクセが子どもに悪影響だと報じられたり、親も親として評価されているような気持ちになってしまいませんか。
子どもは子ども。自分とは違う「一人の人間」なのに・・・。
また、『子どもは子ども』です。子どもは独立した1人の人間で、親とは違うとわかっているのに、自分の一部のように考えてしまう人も、たくさんいます。私も少しその傾向があります。
私の知らないところで、我が子が他の人に叱られたり注意されているのを見ると、自分が「こんな風にする子どもに育てたのは、お前か!」と言われているような気持ちになることがあるのです。
けれど、この『親以外の人から叱られる体験というのは、今の時代では貴重なのかもしれない。』そう考えるようになってから、気持ちが少し楽になりました。
サザエさんでは、空き地で野球をしているカツオたちが、ボールを飛ばしてしまって、空き地の隣に住むおじさんによく叱られています。
しかし、今の時代だと、地域の人から相談を受けた代表者(会長など)が「地域の人から苦情が来ているので、空き地では野球をしないようにさせてください。」と、親に注意をするのではないでしょうか。
また、教員時代に地域の人からこんな話を聞いたことがあります。あまり知らない子どもを注意すると、言い返されたり罵声を浴びせられたりすることがあり、ひどい時には、その子の親から苦情がくることがある。直接注意をするのは難しいので、何かあったら学校に電話させてもらいます…。
こうして、直接の衝突を避けようとする大人たちの後ろで、当事者である子どもが、なんとなく置いてきぼりにされているような感じがするのです。
叱られる経験が無い子どもが増えている!?
親から叱られている子どもは、まだ、叱られるということに耐性がありますが、親からも叱られた事の無い子どもは、もっと心配です。
かく言う私自身、あまり叱られた記憶がありません。
叱られるようなことをせず、まっすぐに品行方正に正しいと判断したことをひたすら選んできたからです。
けれど、社会に出ると理不尽に怒られたり、イライラをぶつけられたり、そんな事はよくあります。
耐性の無かった私は、かなり落ち込みました。
「全て、自分が悪いから怒られるのだと感じて塞ぎ込む」という状態になってしまいました。
どんな経験も、子どもにとっては『良い経験!!』
「怒らない子育てをしないと。」「子どもが叱られることがないように、正しいと思ったことを判断できる子どもに育てないと」そんな考えに偏りがちな、現代社会になってきていますね。
けれど、広く長い視野で子どもの未来を見てみると、叱られる経験も悪いものではないと思えますよ。
このブログも、読んだ人が「こうしないとダメなんだ」「こんな風に考えたら完璧な親になれるのだ」という考えにならないように、私自身、気を付けて記事を書いているつもりです。
できることや参考になる事があれば、その一部を考えや生活に取り入れてもらえたら嬉しいです。
肩肘はって、つい難しく考えてしまう子育てですが、どんな出来事も、子どもにとってプラスになると、ドーンと構えて、子どもを受け止めていきたいですね!
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