「バランスを崩す→立て直す」の運動で、体幹を鍛えよう!親子で「ケンケンずもう」をしよう!

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『おっと おっと おっとっと』

小野寺 悦子 文   福知 伸夫 絵
福音館書店

寒い季節だけれど、運動はしたい!!

大人のみなさんは、最近、運動していますか?

冬になり、外に出るのが億劫になってしまって、ついつい運動不足になりがちではないでしょうか。

「子どもは風の子」と言いますが、本当に寒くても外で走り回りたがるので、子どものパワーにはいつも驚かされます。

今回、紹介するのは『おっと おっと おっとっと』です。

「あしとあし、すっくと たってみて。」

から始まるこのお話。

座ってじっと聞くよりも、一緒にやってみましょう!

まずは、一本足をあげて、フラミンゴのまね!10秒たっていられるかな?

次の動物は、カバさん。

その次は・・・

子どもの大好きな動物や乗り物のまねをして、体のバランスをとったり、急に止まってみたり、「おっとっと」となる感覚を楽しんだり。

一緒に体を動かせる、冬にオススメの絵本です。

体幹を鍛えて「体づくり!」

今までに、何冊か、体を動かして体幹を鍛えられる絵本を紹介してきました。
↓【参考:かめかめたいそう・できるかな あたまからつまさきまで】


そこでも書いた通り、人間の体は中心から発達していきます。

体の軸がぶれなくなるところから始まり、少しずつ末端の方(指先)が器用になっていくという順で体は出来上がっていくのです。


今回の『おっと おっと おっとっと』は、今まで紹介した中で、1番、バランスを取るのが難しい動きが多いです。

バランスを取るというのは、「重心がずれた時に、安定する位置へ戻す」という状態を言います。

つまり、体の軸をぶれにくくするには、バランスが崩れた時に、さっと安定する位置へ重心を戻せる力が必要なのです。

その力は、遊びの中で身に付きます。

本来なら、登る・くぐる・這う・跳ぶ・走る・回転する(鉄棒やマット運動など)で身に付くはずの動きですが、ゲームやマンガなどの遊びが浸透してきたので、子どもがそういった動きをするチャンスが減っているのです。

だからこそ、絵本を読んで、子どもに色々な動きをさせてみましょう!

「ケンケンずもう」で遊びましょう!!

絵本を読み終わったら、関連するこんな遊びはいかがでしょうか!

「ケンケンずもう!」

一本のラインを決めます。

端と端に立ってケンケンで線の上を進みます。

ぶつかったら、ケンケンのまま、すもうをします。
(相手を掴むのではなく、手でゆっくり押し合いをする感じです。)

両足がついてしまったら、急いでスタート地点へ戻り、またケンケンで進みます。

ぶつかったところで、再度、すもうをします。

これを繰り返して、相手のスタート地点へ到達した方が勝ち!

大人と子どもでは、体格差があるので、大人はケンケンの片足をつま先立ちにするなど、ルールを変えると、ちょうど良いハンデになりますよ!

右足の次は左足と、交互に使ってしてみると、左右のバランスもよくなります。

家のなかでもできるので、大人の運動不足解消にも良いですよ!

音が気になる時はジョイントマットなどを利用しましょう!

絵本に載っている他の動きも、とても楽しく、そして大切な動きです。

バランスを崩して「おっとっと!」となったところから、体勢を立て直す遊びで、体幹を鍛えましょう!

絵本も遊びも、ぜひ楽しんでくださいね!

絵本を通して、子どもと遊ぼう!

【↓参考:かめかめたいそう・できるかな あたまからつまさきまで】