私たちの生活は、色々な音であふれている!音を言葉にして、表現力を磨こう!

子どもと遊ぼう/絵本だな////////////////////
  1. ホーム
  2. 子どもと遊ぼう
  3. 私たちの生活は、色々な音であふれている!音を言葉にして、表現力を磨こう!

『おへやのなかの おとのほん』

マーガレット・ワイズ・ブラウン 作
レナード・ワイズガード 絵
江國 香織 訳
ほるぷ出版

「家の中の音」を聞く楽しさを味わおう!

今回、紹介するのは『おへやのなかの おとのほん』です。

風邪をひいてしまった子犬のマフィン。

外に出れずに、小さな寝床で両目を閉じて、家の中の色々な音を聞いていました。

ホウキで床を掃く音はどんな音?

電話の音は?

掃除機の音は?

たまごをかき混ぜる音は?

ハエの音は?

普段気にしていない、「家の中の音」を聞く楽しさを味わえる一冊です。

おばけ?泥棒?子どもと恐怖を感じていたら…

夜、クローゼットのある部屋に行くと、何か音が聞こえました。

初めは、次男が隣の部屋で何かを喋った声かと思いました。

次男に聞いたけれど「何も言ってない」と。

長男は近くにいて、喋っていなかったし、音がした方向と別のところにいました。

主人はまだ帰ってきていません。

オバケの類いだったら怖いな・・・と思って、耳を澄ますと、また「ぷぇーん・・・バチッ!ぷぇーん・・・」と聞こえました。

そばにいた長男に、「何だか変な声みたいな音が聞こえた気がするんだけど・・・」と言うと、長男も「僕も聞こえた」と言います。

二人で恐る恐る、音のする方を見ると・・・

家の中に、虫が入ってきていたのでした。

庭に干していた洗濯物に、くっついて入ってきたのでしょう。

毎年、クリスマスツリーを飾る頃に、アブのような見た目の虫が、洗濯物と一緒に家の中に進入してきます。

「あぁ、またこの虫の入ってくる季節になったのかー」と、オバケじゃなくてほっと一安心。

羽音が気になる!!逃がすか捕まえるか、何とかしよう!!!

おばけや泥棒じゃないと分かり、ほっとしましたが
虫を外に逃がすか退治するかしないと、羽音が気になって仕方ありません。

長男、次男と一緒に、虫を逃がすか捕まえる作戦、スタートです!!

このアブっぽい虫。

飛ぶのがめちゃくちゃ速いんです。

手の届かないくらい高い位置で飛び回って、降りてきてくれません。

するとドアのすき間から、キッチンと居間の部屋に移動しました!

その後も目で追っていたのですが、ついにどこに行ったのかわからなくなってしまいました。

翌朝、また「ぷぇーん・・・」という羽音が聞こえてきました!

子どもたちが園と小学校に行き、1人になった瞬間「そこに虫がいる・・・」と気づいたのです。

結局、カーテン裏に一晩隠れていたようです。

洗濯物を干すときに、窓を開けたら出ていってくれました。

身の回りは「音」であふれている!

洗濯物についてきた虫の羽音。

どうして夜は気づかなかったのだろう・・・と考えると、

テレビがついていたり、

長男と次男が遊んでいたり、

食洗機や換気扇が動いていたりと、

色々な音の中にいたので、虫の小さな羽音が聞こえなかったようです。

それが、一人になった瞬間に、まわりの色々な音が無くなって、羽音が響いたのでした。

みなさんは、どんな音に囲まれて生活していますか。

料理をする時の音。
子どもたちの大好きな音ですね!

掃除機をかける音。
最近の掃除機は、昔に比べると静かですよね!

時計のチクタクという秒針の音は、しーんとした部屋に響きます。

子どもたちの笑いあう声は、嬉しく感じたり、うるさく感じたり(笑)します。

外に出ると、木枯らしの吹く音。

落ち葉のカサカサという音。

雪や霜柱を踏む音。

鳥の鳴き声。

自然の音が溢れています。


それに混ざって、

車や電車の音。

誰かの喋る声。

生活の音も聞こえます。

「音」でクイズを作ってみよう!
オノマトペ(擬音語)を使って表現力アップ!

そんな音をクイズにするのはいかがでしょうか!

「公園で聞いた、キーコーキーコーは何の音でしょう?」
「ブランコに乗っている音!」

というように、音を言葉で表現します。

擬音語を考えて使う練習にもなりますよ。

【関連:あいうえオノマトペ↓】

『おへやのなかの おとのほん』を読んで、日常の音に注目してみましょう!

聞こえているのに聞いていなかった生活音に気づかされます。

そしてオノマトペ(擬音語)で表現してみましょう!

遊びながら「言葉で表現する力」が身に付きますよ!!

日常にある「音」を、子どもと一緒に、体全体で楽しんでみてください!

絵本を通して、子どもと遊ぼう!学ぼう!