『おてつだいの絵本』
「お手伝い」をお手伝いしてしまう私!
長男の学級では、「お手伝い」という宿題が出ます。
長男が自分で考えて「今日は、洗濯物の片付けをするよ!」など、手伝う内容を提案します。
本当は、「では、よろしく!」と、任せきりたいところですが、
実際は、色々と口出しして、手伝いの手伝いをしてしまっていました。
せっかく先生が宿題で「お手伝い」を出してくれているのだから、子どもに自信や達成感を味わわせたい。
どうすれば、子どもが「お手伝いを一人でやりきった!」と感じられるのかを考えていました。
子どもに「自分でできた!」と感じて自信をつけて欲しい!
そこで見つけたのが、この絵本です。
『おてつだいの絵本』
この絵本は、子どもがお手伝いを好きになるヒントがたくさん書かれています。
生活の場面の絵から、「自分にできそうなことは、いくつあるかな?」と探します。
例えば、リビング。
おもちゃがたくさん出ていて、机の上も下もものがたくさん。
お母さんがおやつを持ってきてくれたけれど、置く場所がない。
自分にできることを探したら、それを上手にする方法を読んでみましょう!
おもちゃの片付けかたや、ぞうきんや掃除機の上手な使い方など、生活で役立つ技術などが載っています。
長男が考えたお手伝い「洗濯物の片付け」も、「洗濯物のたたみかた」のページに描いてありました。
Tシャツやズボン、パンツや靴下などのたたみかたが載っていて、これを見ながらなら、細々と説明や口出しをしなくても、絵本を参考にしながら一人でできました!!
お手伝いで自己有用感アップ!
自己有用感を持っている子は問題行動を起こしにくい!
お手伝いには、単純に手伝ってもらって助かるという親のメリット以外にも、子どもの精神的成長という観点でのメリットがたくさんあります。
『自己有用感』という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。
誰かの役に立っているという感覚を持つことを、自己有用感と言います。
誰かの役に立ちたいと思って行動し、それを評価してもらえた時、「自分は、集団(家族など)の中にいて良い、大切な存在なのだ」と感じられるのです。
この自己有用感があれば、子どもは問題行動や危険な行動を起こしにくいと言われています。
『家族に大切にされている自分』があれば、『自分を見て欲しいと主張するような問題行動』を起こす必要はありませんよね。
相手から認められる自己有用感を積み重ねていくと、自分で自分の存在価値を認められる『自己肯定感』が高まります。
『お手伝いをして「ありがとう」って言ってもらった!嬉しい!』という気持ちは、『自分は、人の役に立つんだ!』という自信に繋がるのです。
任せきるお手伝いで
「ありがとう」の言葉をたくさんかけよう!
「最近、イヤイヤ期?反抗期?何だか関わりにくいなぁ」と感じたら、ぜひ、『任せきるお手伝い』をさせてみましょう!
お手伝いのお手伝いをして口出しをしていては、あまり効果がありません。
「この絵本に気を付けるところや、やり方が書いてあるから、よく読んでやってみてね!」とお願いして、丸投げしてみましょう!
そして、下手でも、一生懸命やってくれたことを認めて「ありがとう」の言葉をたくさんかけてあげてください。
お手伝いをしてくれたらシールを貼るシートなどを用意しても良いですね!
料理など、危険なもの(刃物や火)を扱う場合は、目を離さないようにしてくださいね!
危ない場合は、注意を促したり、その部分だけ手伝ったりして、安全を優先してください。
「できた!」があってこその、お手伝いです。
安全に、楽しんで取り組みながら「できた!」「自分も役に立つ!」を積み重ねてあげましょう!
絵本を通して、子どもと学ぼう!
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