『おおきい ちいさい』
大きい・小さい。長い・短い
我が家は、子どもたちの髪を私がカットします。
だいぶ伸びてきたので、そろそろ切ろうかと話をしていると、次男が「ぼくの長い髪の毛、細くなるの?」と聞いてきました。
一瞬、「?」となりましたが、「あ!短くなる?って事か~!!」と気付き、「短くなる」という言葉を教えました。
色々な言葉を話すので、知っているものだと思っていましたが、まだまだ教える事がたくさんあって、これからの成長が楽しみです!
大きさを比べるって、楽しい!!そう思える一冊。
今回、紹介する絵本は『おおきい ちいさい』です。
おおきなゾウとちいさなネズミの表紙がかわいい一冊。
いろいろな「おおきい」ものと「ちいさい」ものが切り絵で描かれています。
前のページで大きかったものが、次のページでは、より大きなものに乗っていたり隠れていたり。
大きさを比べるのが楽しくなる絵本です。
子どもにとって、物の大小を理解するというのは難しい事です。
なぜなら、
『リンゴ=🍎』
とは違って、
おおきい=コレ!というものがありません。
大きいものも、もっと大きいものと比べると「小さい」になります。
そんな「おおきい⇔ちいさい」が、この絵本を読むと、だんだんと理解できるようになっていきます。
「動作化」で概念と言葉を結び付けよう!
しかし、難しい「おおきい⇔ちいさい」の理解。
なかなか思うように比較ができなかったり、言葉と結びつかなかったりする子もいると思います。
そこで、大きい、小さいを理解する手助けとして、小学校の国語でもよく使う「動作化」で覚える方法をオススメしたいと思います!
「大きい」の時は、実際に体を大きく開きます。
「小さい」の時は、屈んで丸くなり、小さくなります。
このように、体で表現して言葉と結びつけることで、よりイメージが入っていきやすくなります!
(小学校低学年の国語の授業では、言葉の理解の他にも、登場人物の心情の変化を理解するために、「実際に体を動かしてみる=動作化」ということが使われます。)
体で表現しながら、「大きい!」「小さい!」と、言葉を確認することで、子どもの中で大小の言葉と概念が結びついていくのです。
他の対義語も、動作化して覚えよう!
言葉にはたくさんの『対義語』があります。
『おおきい⇔ちいさい』
『多い⇔少ない』
『太い⇔細い』
『長い⇔短い』
『暑い⇔寒い』
『高い⇔低い』
『高い』の対義語は『安い』もありますね!
そういった対義語は、人とコミュニケーションを取るときにも、身の回りの物を理解するときにも、必要な知識です。
実際に体を動かして、言葉と結びつけながら、知識を広げていけるといいですね!
色々な対義語で、やってみてください!
子どもも、体を動かしながら楽しく覚えていけると思いますよ!
絵本を通して、子どもと学ぼう!