『オニとワニ はるなつあきふゆ はいくえほん』
お正月が過ぎると、お店に豆と鬼のお面が並び始めます
お正月が過ぎ、お店の売場に節分の豆が並び始めました。
みなさんの家には、節分の日に鬼は来ますか?
我が家は毎年、かわいい顔の鬼(のお面をつけた主人)が、「早く寝ない子はいないか~?」「ゲームの時間を守ってるか~?」と、怖い声を出しながらやってきます。
小さい頃は大泣きしていた長男が、昨年は冷静に豆を投げて、鬼退治をしていました。
次男はまだまだ怖かったようで、「わ~!!」と言いながら逃げ回っていました。
今年はどんな顔を見せてくれるのか楽しみです。
鬼の出てくる絵本を紹介します!第一弾!
節分の日までに、いくつか鬼が出てくる絵本を紹介したいと思っています!
今回は、その1回目。
紹介する絵本は『オニとワニ』です。
オニもワニも見た目はとっても怖い。
けれど、この絵本に出てくるオニとワニは、なんだかお茶目でユーモラス!
五・七・五のリズムが心地よい、俳句絵本です。
一年間の行事を、オニとワニと一緒に楽しめる一冊です!
2月、節分の日はオニが総動員されるのでしょう。
「オニが足りなくて、ワニがオニの格好をして手伝いに行く」のは、想像しただけで笑ってしまいそうです。
ワニも「まさか豆をぶつけられるとは!」となってそうですよね。
「鬼」という言葉だけで「怖い」と感じる子どもたちですが、この絵本のオニは、親しみを感じる面白いオニ。
「鬼にも色々な鬼がいるのかもしれないね!」と、楽しめそうです。
俳句の言葉のリズムを楽しもう!
この絵本、俳句のリズムを楽しみながら感じるのにぴったりです。
俳句は五・七・五のたった17音で、読んだ場面やその背景にある「気持ち」を伝える「詩」です。
私は教師時代、国語の時間に、「四季の詩や俳句を作ろう!」という授業をしていました。
17音で気持ちや様子を伝えるのは難しいので、初めは自由詩(文字数に決まりがなく自由な詩)からスタートし、学年が上がるにつれて、俳句で表現するようにしていきました。
子どもたちは、子どもなりの視点で身の回りの出来事をとらえています。
それを、決まった文字の中で表現することで、語彙力や表現力が身に付いていったように感じます。
昔から伝わってきた俳句のリズムは、聞くと心地よく、すっと耳に馴染んでいきます。
そのリズムを感じて、その時の場面や気持ちを想像することは、音楽を聞いたり、絵画を見たりして、楽しむことに似ています。
俳句という芸術に、小さい頃から触れ、言葉のリズムを味わってみましょう!
絵本を通して、子どもと遊ぼう!学ぼう!
節分までに読みたい絵本!第2弾・第3弾はこちら!↓