『おべんとう』
大人も子どもも、みんな大好き
『お弁当』の絵本です。
みなさんが保育園や幼稚園に通っている時、お昼ごはんは給食でしたか?お弁当でしたか?
我が子が通う園は給食です。
働く母にとって、給食のありがたいこと!
友達と一緒だと、苦手な野菜にもチャレンジして、いつの間にか食べられるようになっていたり・・・園の先生方には、感謝です。
そんな、給食のある園に通う我が子ですが、年に数回、遠足の時にはお弁当を持っていきます。
年に数回だけど、喜んで食べてほしいと、一生懸命考えて用意します。
食べられないお弁当を手作りしよう!?
この「おべんとう」という絵本は、そんな、お弁当が出来上がるまでが描かれています。
1つ1つのおかずが、リアルな絵で、本当に美味しそう!
こんな「おべんとう」食べたい!作りたい!
では、子どもと一緒に作ってみましょう!
と言っても、今回は、本当の料理ではありません。
紙粘土で作る食べられないお弁当です。笑
想像以上に、粘土ってすごい!
こんなお悩みはありませんか?
子どもがあまり上手に鉛筆を持てない。
細かい作業が苦手で、紐を結べない。
消しゴムを使ってもキレイに消せない。
など、指先を使う作業が難しいと、生活の中で困ることがありますよね。
そんな子どもの成長にとても効果のあるもの・・・それが粘土遊びです!
特別支援学級でも、粘土をこねて焼き物を作る事があります。
粘土遊びで思うように形を作るには様々な手の動きをする必要があるからです。
まず、粘土を『使う分だけ』ちぎらなくてはなりません。
大きなかたまりから、つまんで引っ張ります。
この時、どれくらいの量をちぎるのかによって使う指が変わってきます。
初めは、ちぎったものを両手の指で、小さくまとめるだけかもしれません。
形を作るのは難しいのです。
少し成長すると、粘土を左右の手で挟んで押しつぶして平たくすることができます。
更に、右手と左手を合わせて粘土を挟み、左右の手を前後に動かすことで紐になります。
球にするには、左右の手を合わせて、ずらしながら円を描きます。これは紐よりも高度な動きです。
このように、手の動かし方の違いで完成する形が変わります。
年齢や発達に合わせて、お手伝いしてあげましょう。
大人が作った平たい粘土を、くるくる巻いて、卵焼きを作ったり(巻く動作)
ブロッコリーの房(花蕾)の部分を作るために使わなくなった歯ブラシでトントンとしてみたり(力加減の調整)など、
工夫しながらおかずを作りましょう。
大人が手伝っても、仕上げ部分を子どもがすることで、達成感を感じ、愛着がわきますよ。
乾かしたら色を塗ると、おいしそうなおかずができあがります。
コンビニやお弁当やさんで買ったお弁当の入れ物をしっかり洗い、そこへ、紙粘土で作ったおかずを入れていきます。
手作りままごとセットの完成です!
粘土で、指先や手の動かし方を練習ができ、そうして作ったおかずと空き容器を使って、オリジナルおままごとセットで遊ぶ。
絵本に出てくるように、「ほかほか」「ふんわり」など、おかずの状態を表す言葉を使って、お弁当箱に詰めていくと、本当に食べたい気持ちになってきます。
雨の日のおうち遊びに。
時間のある土日に。
雨の続く梅雨の時期や、出かける予定のない土日など、家のおもちゃに飽きてしまったときにぴったりの遊びです。
紙粘土でなくても、油粘土を使ってもいいと思います。
着色はできませんが、何度も違うおかずを作り直すことができます。
お弁当の入れ物を用意するときに、バランやカップなども洗っておいて、詰めるときに使うと、よりリアルになって子どもの気持ちも上がるようです。
購入したおもちゃでおままごとをするのもいいですが、1から手作りで自分の好きなおかずを完成させていくのも楽しいですよ。
絵本を通して子どもと遊ぼう!