くちからはいりやすいウイルスのはなし
保育園の洗礼を受けて・・・
みなさんは、ノロウイルスに感染したことはありますか。
我が家は一度、長男が通う保育園での大流行で、感染してしまった事があります。
発端は、長男の嘔吐でした。
夜中、眠っていた長男が「わぁぁぁ!!」と泣いたので、何事かと見に行くと、大量に吐きもどしてしまっていました。
(ん・・・?何だか怪しい吐き方だなぁ)
そう感じた私は片付けの前にマスクを取りに行き、お湯を沸かしました。
嘔吐してしまった服を脱がせ、布団のシーツをはがして、お風呂場でお湯をかけました。
本当にノロウイルスだったら、85度以上の熱湯に1分以上つけておかないと、ウイルスは死滅しないのです。
それから石鹸で手洗いをしてから、洗濯機に入れました。
窓を開けて換気をして、自分が着ていた服も着替えました。
そして、念のためマスクを取り替えて、新しいマスクをつけたまま寝ました。
翌日、ウイルスを除去するスプレーを購入しました。(次亜塩素酸)
長男も2日目からは、ポリ袋に嘔吐してくれたので、処理は簡単で、換気と次亜塩素酸での除菌で、家庭内感染は防げたと思っていました。
そんなに甘くはなかった!家庭内で感染拡大!!
長男が嘔吐した次の日の晩。
次男が大量に吐きました。
家庭内感染が起こってしまっていたのです。
考えてみれば、長男が一番最初に吐いたとき、次男が隣で寝ていました。
すぐに避難させたのですが、間に合わなかったようです。
長男の嘔吐の処理を手伝ってくれた主人も感染。
そして、最後には私も感染してしまいました。
感染者の看病をしながら、ノロウイルスを完全に予防する難しさを感じました。
口から入りやすいウイルスの侵入を防ごう!
今回は、そんな口から入って悪さをするウイルスについて知ることができる絵本を紹介します。
『くちからはいりやすいウイルスのはなし』です。
学校で友達が突然吐いてしまった。
それを心配していた男の子。
手洗いが不十分で、食べ物と一緒にウイルスは口の中に。
ウイルスが入った体では、どんな事が起こっているのかな。
どうして吐いてしまうのかな。
治すにはどうやって過ごせばいいのかな。
目には見えないウイルスですが、「こんな風に体に入ってくるのか!」と、勉強になる絵本です。
目には見えないけれど、想像力を働かせて!
手洗いは最大の防御!!
子どもには、目に見えないウイルスを想像するのが難しいので、簡単に色々なものを口に入れてしまいます。
また、手洗いも「めんどくさいなー」という思いが勝ってしまって、適当になることも多いです。
我が家がノロウイルスに感染したのは、2021年の4月でした。
その頃は、コロナウイルス流行の真っ只中で、感染者が増えすぎた為、家電量販店などののべ床面積の大きな店舗は臨時休業をしているような時でした。
保育園でも、しっかりと手洗いの声かけや消毒をしてもらっていたはずなのに!!
原因は、ノロウイルスの特性でした。
普段、私たちが使っていたアルコールの除菌スプレーは、ノロウイルスには効果が無いのです。
やっぱり、しっかりと手洗いをすることが、スプレーでの消毒より、何よりも、感染症予防に繋がることを実感しました。
ノロウイルスの感染を防ぐ&広げないようにするには?
ノロウイルスは、感染者の吐しゃ物や便などから、手などを介して感染する場合が多いです。
汚染された二枚貝を生または、加熱不十分で食べた場合にも感染する場合があります。
ノロウイルスは、アルコール消毒では除菌できません。
次亜塩素酸ナトリウム(ハイターを薄めたものなど)では除菌することができます。
または、85度以上の熱湯に1分以上つけた場合、死滅します。
潜伏期間は1~2日。
吐き気や嘔吐、下痢、腹痛、軽度の発熱などの症状が出ます。
下痢でトイレに座っている時に、吐き気が出ることも多いので、常にビニール袋を持ち歩くことをオススメします。
自然回復しますが、脱水症状がひどい時には、点滴などの処置が必要になる場合もあります。
知識で子どもを病気から守ろう!
冬から春にかけて流行する『ノロウイルス』をはじめ、色々なウイルスを予防する方法を学ぶ事ができる絵本。
①めからはいりやすいウイルスのはなし
②はなからはいりやすいウイルスのはなし
③くちからはいりやすいウイルスのはなし
のシリーズ、3作品目を紹介しました。
他の2冊もオススメです!
子どもを病気から守れるように、子どもに知識をつけてあげましょう!!
絵本を通して、子どもと学ぼう!
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