冬にだけ活躍する「あの道具」。関西弁で描かれたユーモア絵本を読んで冬の味覚を楽しもう!

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『ぼくはいったい なんやねん』

岡田 よしたか 作絵
佼成出版

これ、アレじゃない?ほら、アレ!なんだっけ!?

面白そうなタイトルと、「これ、アレじゃない?」という表紙のイラストにひかれて読んだ一冊です。

『ぼくはいったい なんやねん』

みなさんは、見たことあるでしょうか。

主人公は「ぼく」

『じつはぼくが誰だか、ぼくにもわからんのです。』

片方はスプーンみたいになっていて、反対は先がとがって二つにわかれています。

耳かきかな。くぎぬきかな。

いろんなものに出会いますが、ぼくは、なんなのかわかりません。

ついに自分探しの旅に出ることにしました。

関西弁が面白い、ユーモア絵本です。

思わず笑ってしまう、ユーモア絵本

冬になると大活躍する「ぼく」。

そう。ぼくは、カニフォークだったのです。

あのカブトムシのつのみたいなフォークの部分で、耳かきされたら血だらけになってしまうよね!

そりゃ、くぎぬきみたいに強くないから、くぎはぬけないよね!

一つ一つを想像すると、思わず笑ってしまいます。

関西弁が絶妙なテンポをうみだして、子どもたちも思わず「なんでやねん!」と言ってしまう、そんな絵本です。

カニ、美味しいですよね!食べたいなぁ・・・。

私の、遠方の祖父母の家は、カニの有名な漁港の近くにあります。

冬に祖父母の家に遊びに行くと、毎回カニが買ってあって、たくさん食べさせてくれました。

そういう漁港では、都心部に送られるような、見た目のキレイな高級なカニとは別に、一本脚が取れてしまっていたりするようなカニも売られています。

脚が一本なくても、味は一緒なので、美味しいカニを思う存分食べられて、幸せでした!

この冬、どこかに行きたいけれど、どこに行こうか決めかねているという時は、漁港を訪れてみるのも良いのではないでしょうか!

その場で名物を食べるのは、もちろん美味しいですし、

美味しいカニなどの海鮮を冷凍のまま郵送もしてくれます。

旅行から帰って、また楽しむも良し。

親戚などに送るのも良し。

良いお土産になりますよ!

アレルギーには、ご注意を!

ただ、カニを子どもに初めて食べさせる時は、注意が必要です。

甲殻類はアレルギーが出やすいからです。

学校でも、(人数の規模によりますが)学年に一人は甲殻類のアレルギーのある子どもが在籍していました。

誤って食べてしまった場合、皮膚症状だけでなく、重篤な呼吸器の症状、血圧の低下などが起こる場合があります。

「カニを食べに、旅行に行こう!」

と、計画して、旅先で初めて大量に食べさせるのは危険です。

初めて食べさせる時は、平日の小児科があいている時間に少量から試してみてくださいね!

小学校のアレルギー対応について

小学校では、アレルギーのある子どもが在籍している場合は、担任だけでなく、全ての教職員がアレルギー対応の研修を受けます。

アレルギー対応の除去食や、代替食の時の「給食の配り方」(アレルギー物質がついたトングなどは要注意!)

万一、誤飲・摂取してしまった時の対処法。

嘔吐物などによる窒息をふせぐ寝かせ方。

内服薬を持っている場合、ランドセルのどこに入っているか。

アドレナリン自己注射(エピペン)が必要な場合、どの位置にどう処置をしたらいいのか。

使用後の注射器の取り扱いまで習います。

担任だけが知っていても、補助で入った教師が間違って食べさせてしまったらいけないので、情報の共有は必須でした。

なので、もしもアレルギーの不安がある場合は、担任や養護教諭とたくさん話し合って情報共有をしてくださいね。

カニ、食べに行こう!

絵本では、結局、カニフォークは自分の役目を思い出すことができました。

春・夏・秋は、引き出しの奥で眠っているカニフォーク。

そんなカニフォークを子どもに見せてあげましょう!

そして、おもしろい絵本を読んで、カニを食べに行きましょう!

絵本を通して、子どもと学ぼう!