『みのむしがとんだ』
みのむしって何者なのか知っていますか?
秋冬の制作で、よく題材になる「みのむし」ですが、みなさん、みのむしって、何者なのか知ってますか?
私はこの絵本を読むまで「体のまわりに小枝がたくさんついているあの状態」が成虫だと思っていました!
でも、実は違うと知ってびっくり!!
かわいいイメージのみのむしですが、成虫になると、オオミノガという蛾になるそうです。
秋や冬の動かないイメージの強いみのむしですが、そんなみのむしについて教えてくれる絵本を紹介します!
大人でも知らないことがたくさん!
『みのむしがとんだ』
なんとも不思議な存在のみのむし。
夏になると、みのから少し顔を出して、葉っぱを食べます。
動くイメージの無い、みのむしですが、スズメバチなどが触りに来ると「ぶるぶる」っと、大きく体を震わせます。
そして冬になると、じっと動かず春を待ちます。
春の終わりに、1匹の蛾が、みのの中から出てくるのです。
身近な存在だと思っていたけれど・・・
みなさんの家の近くでは、みのむしを見ることができますか?
私は5年くらい前に一度見たきり、最近は全く見ていません。
昔は、当たり前にそこらにいた「みのむし」は、自治体によっては絶滅危惧種になっているところもあります。
みのむしに寄生する外来種のハエが原因だそうです。
せっかく卵から孵って、葉っぱを食べて大きくなっても、ハエに寄生されていたら、蛾になる前に死んでしまうのです。
外来種へ抵抗する術の無いみのむしは、どんどんと姿を消してしまっているそうです。
そんな、みのむしですが、みのにしっかり身を包んでいることから、『幸せやお金が逃げない』縁起物としても言い伝えられているそうです。
外来種に負けず、数を増やしてほしいところですが、なかなか難しそうですね・・・。
子どもと一緒に、「お散歩ビンゴ」でみのむし探し!
見つけるのが難しいみのむしですが、子どもと一緒にお散歩に出かけて探してみませんか?
冬の散歩は寒くて、親も子どもも、ついつい敬遠しがちです。
そこで、「お散歩ビンゴ」をしてみましょう!
5×5のます目を書き、その中に探すものを書きます。
みのむしは難易度がかなり高いですが、すぐに見つかるものも書いておくと、お散歩が楽しくなりますよ。
「犬の散歩をしている人」や「白い服を着た人」「赤い車」「ハト」「スズメ」「公園のすべり台」「クリスマスの飾り」など、子どもの好きそうなものや、絶対に見つけられそうなもの、その季節ならではのものがオススメです。
えんぴつ一本と、ビンゴの紙を持って、出発しましょう!
みのむし、見つかるといいですね!
いろいろなシーンで大活躍!子どもの「退屈な時間」を「楽しい時間」に変えよう!
このビンゴ、遠出の時に「車から見えるもの」でするのも良いですよ!
車に乗っている時ならではの道路標識(進入禁止や駐車禁止、制限速度など)をさがすのも楽しいし、周りの車のナンバープレートでいろいろな都市名を探すのも、勉強になります。(漢字なので、ある程度漢字が読めないとできませんが・・・)
【車の中の過ごし方はこちらの記事も参考に!↓】
お出かけ、お散歩に大活躍の「お散歩ビンゴ」を持って、色々なものを探しに行きましょう!
絵本を通して子どもと遊ぼう!学ぼう!