『からだをうごかすえほん まねっこぴたっ!どうぶつ』
「座る」の変化と体の発達
一昔前までは、どの家にも和室があり、座布団を敷いて、床に座るのが当たり前でした。
今は、オシャレや、スタイリッシュな雰囲気が好まれ、フローリングで、ダイニングチェアやソファーがあり、床に直接座ることはほとんど無いのではないでしょうか。
イスは、床座(床に直接座ること)よりも、立ったり座ったりするのが楽です。
背もたれがあると、座っていてしんどくなったら、もたれかかることもできます。
そう考えると、イスに座るのは、体への負担が少ないですね!
フローリング・ソファー・イスが普及したのも納得です。
床に座るのは大変!!
では、体の発達の視点で考えるとどうでしょうか。
正座は、ずっと続けると足が痺れますよね。
つまり、血流が悪くなっているということです。
これはあまりよくありませんね。
また、床に座ると、体が歪みやすくなると言われています。
特にお姉さん座り(横座り)は、骨盤を歪ませる原因になります。
このように、デメリットもあります。
けれど反対に、しゃがんだり、姿勢を保ったりするなどを繰り返すと、筋力がつくというメリットもあります。
いろいろな姿勢は、体をつくる!
今回は、『からだをうごかすえほん まねっこぴたっ!どうぶつ』を紹介します。
体を動かしながら聞く絵本です。
どうぶつのまねっこをします!
這う姿勢、しゃがむ姿勢、片足立ち、丸まった姿勢などなど。
どうぶつの真似をしながら、いろいろな姿勢をとることで、体の発達を促すことができる絵本です。
また、長時間の読み聞かせの途中で読むと、体を動かせて、リラックスしたり集中力を回復させたりすることができます。
読み聞かせにメリハリをつけるという意味でも、オススメの絵本です。
最近、座っていて、姿勢を保つことができない子どもが、増えている印象を受けます。
外遊びの機会が減っていることも理由ですが、生活の様式のが洋風になったことも、その理由の1つかもしれませんね。
体は中心から発達する!体の軸を作ろう!
体は中心からできてきます。過去の記事で紹介しているので読んでみてください。
↓参考:
絵本の読み聞かせは、言語の認識や想像力など、いろいろな発達を促してくれます。
ただ、座ったままで聞いていると、疲れて集中力が低下してしまいます。
体を動かすと、低下していた集中力が回復します。
また、いろいろな姿勢をとることで、体の軸をつくる運動に自然と取り組むことができます。
いろいろな機会を作って、体を作る運動をしていきましょう!
そして、集中できる体を作ってあげましょう!
絵本を通して、子どもと遊ぼう!
体づくりに役立つ絵本はこちらも!↓