『くびかざり』
一冊まるごとアートな絵本
この絵本は、「あかいくびかざり」と「あおいくびかざり」が、色々な形に「へんしんごっこ」をする絵本です。
途中からはくびかざりのドット(ビーズみたいなイメージです)がバラバラになったり、色々な色のくびかざりが混ざったりしてきます。
最後には、くびかざりのドットで、とてもキレイな「絵」が完成します!
ストーリーも可愛いし、最後の絵はモザイク壁画を見ているような、そんな感覚になります。
読み終わったら、さっそく遊ぼう!
この絵本、読み始める前にこっそり、白い紙と100均のドットシールを用意しておきましょう!
そして読み終わったら、親子でドット絵を描いてみませんか。
「丸シールアート」とも呼ばれていて、「想像力や表現力が豊かになる」と、人気のアートです。
ドットシールを使うことで、子どもは「シールをつまんで剥がす→台紙に貼る」という動作をくりかえします。楽しみながら指先を使うことで、自然と器用になっていくというメリットがあります。つまむ動作は、お箸や鉛筆を持つ動きのベースになります。
また、鉛筆やクレヨンでは思ったように上手に絵を描く事が難しい年齢でもシールを貼ることで絵を完成させられるので達成感を得る事ができます。(もちろん年齢が小さいほど、思ったところに張り付けるのが難しいので、少し補助してあげるなどが必要な場合もあります。)
でも、どんな絵を描けばいいの??
真っ白な紙に自由に描いてみようといわれると、大人でも困ってしまう人もいるかもしれませんね。
そんなときは、絵本に戻って真似してみましょう。
真似できたら、簡単なものから考えて描いてみてください。
真ん中に黄色いドットシール。
その周りに赤いドットシール。
これだけで、お花に見えませんか。
緑の茎もつけてあげましょう。
これで、ドットアートの完成です。
慣れてきたら、動物や魚、鳥や乗り物など、子どもが興味を示す題材で、親子共同作品を作るのも楽しいですよ。
さらに楽しもう!白の紙だけではなく・・・
もっと楽しむために、台紙の色を変えてみましょう。
水色の台紙で、海や空
緑の台紙で、山や草原
黒い台紙で、夜空(花火や星空など)
丸く切った台紙で、ホールケーキの上
などなど、台紙の色や形を変えるだけで、表現やイメージも広がります。
ドットシールは大きさが何種類かあるので、年齢に合わせて選んであげてくださいね。
ドットシールだけで描くのが難しい場合は、大人がクレヨンで描いたものを用意し、「目の部分だけに子どもがシールを貼る。」というように、子どもの発達に合わせてあげてもいいと思います。
親子で、今しかできない素敵なアートの時間を楽しんではいかがでしょうか。
絵本を通して子どもと遊ぼう!
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