わたし、子育てに向いていないかも?
ネットニュースで「自分は子育てに向いていないかもしれない」と、半数以上の母親が「感じた事がある」と答えた事が記事になっていました。
子どもにイライラしてしまったり、自分を優先したりしてしまうことから、罪悪感を感じて、「向いていない」と思うそうです。
私は、こうして子育てについての記事を書いているので「子育てに向いている、しっかり子育てしている」と思われるかもしれません。
しかし、仕事をしながら、子ども優先の「母親」をするのは難しく、仕事と子育ての両立に限界を感じて仕事を辞めてしまいました。
仕事もして、子育てもして、家事もして、それだけバタバタと忙しいのに「怒ってはいけない」「子どもを優先しないといけない」と考えていたら、母親は「自分らしい自分でいる時間」がありませんよね。
怒ることにもエネルギーを使います。
子どもを優先すると、自分のことはどんどん後回しになります。
睡眠時間すら、思うようにとれません。
そんな状態で、それでも仕事を続けられている人を、心の底から尊敬します。
本当に毎日、お疲れさまです。
イライラしたくないのに、イライラしてしまう自分
私も仕事をしている時は、「家にいる時間くらいは、母親らしいことをしてあげたい!」と必死でした。
自分のことは後回し。髪を乾かさずに寒い部屋で寝かしつけて、風邪を引いたこともあります。
そんな状態なのに、「永遠に続くのでは?」と思うような、おままごとの相手やミニカー遊びに付き合うのが、私は苦痛でした。
「子どもの相手よりも自分を優先してしまう。」当然だと思います。
そのころの私は、「家事も育児も自分の仕事!」と思って、常にフルパワーで向き合っていました。
だからこそ、ボーッとして動いてくれない子どもたちにイライラしたり、主人に「手伝って!」と言っておいて「やっぱり自分でやった方がはやい!」と、結局自分でやって「手伝ってくれなかった!」と怒ったり。
そんな事もありました。
けれど、主人に
「一人でしようとしてイライラするくらいなら、みんなでやって時間もできて、笑って過ごす方がいい!」
と言われて、考え方が変わってきました。
『子どもたちには、的確に伝える(いつまでにこれをしてね!)』
『主人に任せたことは、任せきる』
そうして負担を分けることで、イライラすることが減りました。
家族で協力して、自分を労わって!
仕事を辞めてからは、時間のある私が、ほぼ育児と家事をしています。
しかしたまに、平日、家にいても、手が回らない急な用事などが入った時には、家族みんなで協力しています。
また、土日の晩御飯など、「疲れて作れないからお願い!!」と主人に任せることもあります。
そして、感謝の気持ちを伝えるようにしています。
そうしてできた時間で
「手伝ってくれたから時間ができたよ!10分一緒におままごとしよう!その後はちょっと休憩でコーヒーを飲ませてね!」
など、時間を区切って遊ぶようにすると、気持ちの負担が減り、おままごとでもミニカー遊びでもできるようになりました。
また、「絵本を読もう!」と言うと、子どもたちはノリノリで本を選びに行きます。
「一冊ね~。」など、区切りをつけやすいです。
我が家はこんなふうに過ごすようになりました。
ここまでくるのに、8年かかりました。
ゆっくり『自分らしい母親像』を作っていこう!
みんな、子どもが生まれる前や、生まれてすぐは『理想の母親像』があって当たり前です。
けれど、昔と違って、核家族が増え、子育てを手伝ってくれる人が近くにいないし、ゲームなどの刺激の強い娯楽もあるし、仕事もあるし、『理想の母親像』をするには、環境が厳しすぎます。
そんな中、一生懸命、子育てをしている人が「子育てに向いていない」とは思いません。
頼れる時は人に頼って、子どもの遊び相手は時間を区切って。そして、自分らしくいる時間を作ってください。
子どもにとっては、お手伝いも、一人遊びも必要な時間です!
そうして自分らしくいる時間作りができたら、その時間を自分のためにも、家族のためにも使えるといいですね!
今の時代のお母さん(もちろんお父さんも)には『自分らしい母親(父親)像』を作って欲しいです。