「古き良き時代」を知れる!祖父母と孫を繋ぐ絵本!
昭和の高度経済成長の時代に流行ったものが、今、「エモい」と若者に人気だそうですね。
そんな時代の様子がわかる絵本を見つけました。
今回紹介するのは、『おばあちゃんがこどもだったころ』
ちょうど、60代~70代くらいの、まさに今、おじいちゃん・おばあちゃん世代の方が子どもだった頃の風景が描かれています。
白黒テレビがあり、
家に電話がないから近所に借りに行き、
ゴムとびやあやとり・フラフープで遊び、
学校の校舎はプレハブ。
今とは全く違う生活を見られる絵本です。
子どもにとっては、驚きが多く、
祖父母世代には懐かしい。
そんな、ノスタルジックな気持ちになる一冊です。
小学校3年生の社会科の授業で習う、「昔の道具」「昔のくらし」
小学校3年生の社会科の授業内容に、昔の道具調べをするものがあります。
例えば電話。
黒電話と、プッシュフォン(押しボタン式電話)と、携帯電話と、スマートフォン、それぞれの特徴を比較して、今の道具がどれだけ便利に進化したかということを学びます。
黒電話とプッシュフォンは、今の固定電話と同じで外に持ち運びができません。
今の固定電話では当たり前の、録音や保留などの機能もありませんでした。
携帯電話は電話やメールをするのがメインですが、スマートフォンはインターネットやSNSも見られるし、その他にも電卓やカレンダーなど便利な機能がたくさんあります。
更にアプリをダウンロードすると何でもできる。
昔の人からしたら、スマートフォンは、魔法の道具ですね。
同じ電話でも、この50年ほどで、大きな変化を遂げました。
昔の様子がわかる絵もステキ!
絵本の中には、そんな昔の道具がたくさん描かれています。
文章で書かれてはいませんが、ちゃぶ台や割烹着、電気釜炊飯器や、シリンダー型掃除機など、昔はどの家でも見られた物・家具・家電がイラストにはたくさん描かれています。
そんな家具や家電を、おじいちゃん・おばあちゃんが見たら「これは、こう使って・・・」と話をしてくれるのではないでしょうか。
家の造りも今とは違っていて、畳やふすまの部屋が描かれています。
今では、畳やふすまのある家は、すっかり少なくなっているのではないでしょうか。
畳の部屋といえば、旅館のイメージがある子どもも多いと思います。
昔は、どの家庭でも畳の部屋が当たり前だったということにも、驚くかもしれませんね。
子どもにとっては、「子どもだった祖父母」をイメージするのは「発見!」
子どもにとって、おじいちゃん・おばあちゃんの子どもの頃と言われても、イメージできないかもしれません。
けれど、この絵本を通して、おじいちゃん・おばあちゃんにも子どもの頃があったこと知り、今との違いを感じたり、昔の生活を考えたりするきっかけになると思います。
また、「おじいちゃん・おばあちゃんの昔の話を聞く」という機会は、祖父母と孫の交流にも、良い話題になるのではないでしょうか。
このタイムマシンのような、素敵な絵本を持って、実家に帰ってみませんか。
親の私たちも知らなかったような、祖父母(両親)の話を聞くことができるかもしれませんよ。
絵本を通して、子どもと話そう!学ぼう!
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