メリットがたくさん!紙飛行機で遊んで、「考えて実験する」「折る」「投げる」いろいろな力を身につけよう!「やってみたい!」があふれる、紙飛行機の科学絵本。

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『かみひこうき』

小林 実 文   林 明子 絵
福音館書店

子どもの「やってみたい!」は、宝物!

絵本を読んでいて、「自分もやってみたい!」と思うことがあります。

そんな子どもの好奇心を刺激してくれる絵本を、今までにも紹介してきました。↓

今回は、『かみひこうき』の絵本です!

紙飛行機と一言で言っても、その形はいろいろ。

とがった飛行機は、びゅーんとまっすぐに飛ぶし、つばさの広い飛行機は、輪を描いてすいーっと飛ぶ。

飛行機の折り方を変えて、実験してみよう!

紙飛行機は、折り紙で初めて作るのにちょうどいい!

みなさんの子どもは、紙飛行機を折れますか?

長男が初めて折り紙をした時に折りたいと言ったのが、紙飛行機でした。

折り方を教えて紙飛行機を作り、ジャングルジムの上から投げてみると、一直線に飛んでいきました。

プリントを「折って」持ち帰ることが減りました

飛行機を折るのも、飛ばすのも、子どもが小さい段階では、少し難しい動きです。

飛行機を折るには、紙を折りたい場所に揃えて押さえつけて折り目をつける事が必要です。

小学校1年生になると、プリントをたくさんもらうので、折り畳んで連絡帳に入れるという事をします。

なかなか難しい子どもも多く、プリントを片付けるのに、かなり時間がかかっていました。

また、端を揃えるのが面倒なのか、おおよその位置で曲げて、上からバン!と叩きつけておしまいにしてしまい、大切なプリントがぐしゃぐしゃになっている子どももいました。

最近では、ランドセルも連絡袋も「A4のプリントが折らずに入るサイズ」というものが販売されて、折る事が減っている傾向にあります。

汚れたり破れたりしないので便利ですが、反面、紙を折るという動作ができないまま、学年が上がっていく子どもが増えました。

平和学習などで、折り鶴を折るという時に、折り紙を前に困り果てている子どもが昔よりもずいぶん増えた印象も受けます。

折り鶴を絶対に折れないといけないという訳ではありませんが、手先を器用にする練習として、折り紙はぴったりの遊びです。

また、W杯で選手たちが試合後、感謝を伝えるために折り鶴をロッカールームに置いているのが話題になったように、海外の方と接する時に、日本人らしさを表現できる折り紙は、覚えておきたいスキルです。

ボールを投げる前段階の練習にもピッタリ!

次に飛ばす動きですが、紙飛行機は手を離す位置が前すぎても後ろすぎても上手く飛びません。

投げる時に、紙飛行機の胴体の真ん中あたりを持つ事、前に手を付き出して、腕がのびきる前に紙飛行機を離すということができないと、飛ばすこともできません。

腰の回転なども使えるようになると、紙飛行機はもっと遠くに飛ぶようになります。

「ボールを投げるのが苦手という子どもには、紙飛行機を飛ばす練習を!」ということもあるくらい、「投げる」の基本の動きをする紙飛行機飛ばし。

上手に飛ばせるようになったら、ぜひ、ボールに持ち変えて投げさせてみてください。

よく飛ぶようになっていると思います。

紙飛行機あそびには、メリットがたくさん

◎作って楽しい

◎紙飛行機に工夫を加えて、実験して楽しい

◎紙を折る練習になる

◎物を投げる動きの練習になる

メリットがたくさんの紙飛行機遊び。

・どんな折り方がよく飛ぶのか

・どんな投げ方がよく飛ぶのか

実験しながら、親子で勝負してみてください!

絵本を通して、子どもと遊ぼう!

知的好奇心についての記事はこちら↓

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