重大ないじめが発覚したら速やかに警察へ相談・通報をするように、文部科学省が通知!誰もが思いやりの心をもった優しい世界になって欲しい。

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いじめ問題!発覚したらすぐに警察と連携することが決定!

みなさんは、2023年2月7日付けで、文部科学省からいじめについて新しい通知が教育委員会へ届いた事を知っていますか?

文部科学省は7日、犯罪に相当するいじめが起きた場合、学校や教育委員会だけで対処するのではなく、速やかに警察に相談・通報をして対応することなどを求める通知を全国の教育委員会などに出しました。
Yahoo!ニュースより抜粋

今まで、学校でのいじめには、学校の教職員や教育委員会などが協力して対応してきました。

1ヶ月~1学期に一度、子ども達へのアンケートや聞き取り調査なども定期的に行われるようになり、いじめ予防や早期発見を目指して、取り組まれてきました。

実際、アンケートで気になる回答があった場合には、すぐに聞き取りをして、実態を把握しています。

また、いじめが発覚した時は、今までもすぐに教育委員会に報告して、情報を関係機関全体で共有するようになっています。

イヤなことをされた子が「嫌だった。いじめられた。」と感じている時点でいじめだと考え、即対応することが全職員で共通理解されています。

そして、いじめを受けた児童を守れるように、再発防止策を考えたり、保護者の方を含めて話し合って、学校の環境改善を目指していきます。

いじめを受けたことで傷ついて、学校に対して不安になっている気持ちが、少しでも安心できるように、全教職員で見守りをしていきます。

必要ならば、スクールカウンセラーとも連携し、いじめを受けた子どもの、心の安定を目指します。

けれど、いじめをしている子どもに対しては、教師にいじめをやめさせるような権限があるわけでなく、児童・生徒自身が「これではいけない。やめないと!」と考えるように、指導を繰り返すしか、方法はありませんでした。

保護者との面談にも限界がある。

保護者を呼んで話をした時に、自分の子どものしたことに、しっかり向き合って本気で叱ってくれる保護者の子どもは、反省するチャンスがあります

しかし、「ウチの子はそんなことをするはずない。むしろ嫌なことを先にしたのは相手の子だと言っていますけれど!」というように、子どもを守ろうとする人がいます。

そういう場合、子どもは「親がそう言ってるし、悪いことしてない」と、自分の行動を正当化し、悪い道へと進んでしまいます。

本当に子どもの事を思うなら、子どもが悪いことをしたときに、子どもを守るようではいけません。

子どもが叱られている、子どもが悪者になるということを受け入れられず、子どもの行動を正当化しようとする、大人になりきれていない親を、たくさん見てきました。

大声でわめき散らしたらみんなが怖がって言うことを聞くと勘違いしたまま大人になって、親になってしまったような人も見ました。

子どもの言うことを信じたい気持ちも分かりますし、子どもを信じる気持ちも大事です。ただ、子どもの将来を考えた時に、親として、今どうすべきなのかを考えることが必要だと思います。

親の考えや思いは、そのまま子どもへと伝わる。

子どもは親の様子をよく見ています。
親の他人に対しての言動や態度などを、子どもはよく観察し見本にします。
親があいさつする人だと、よくあいさつする子どもになりますし、
レストランでぶっきらぼうな態度をとる親だと、子どももそうなります。

また、親が教師のことを「あいつはダメだな」などと言っていると、「この先生はダメだから言うことを聞かなくていいや。」という考えになります。

そうなると、いじめなどが起こっても、教師には手がつけられなくなります。

保護者にとって、教師は『子どもを指導する人』であって、自分たちが指導をされる相手ではないと考えています。

けれど、いじめをしている子どもの問題は、家庭から改善する必要のある事例が多いです。

そんな時に、警察という第三者が介入することで、法律に則って家庭へ話や指導ができ、その後各所と連携し、本人を含めた家庭全体の見守りにつなげられるのではないかと期待します。

「いじめている人は、病院でカウンセリングを」の考え方とは??

ドラマ化もされた、「ミステリーという勿れ」という漫画で、いじめについてこんな記述がありました。

要約すると、

「欧米の一部では、いじめてる人は、いじめてないとやってられないほど病んでる。だから隔離して、カウンセリングを受けさせて、癒すべきだと考える。日本では、いじめられた方に逃げ場を与えて、隔離するから、不利益を被るのはいじめられた方ばかりになる。」

いじめてないとやっていられないほど、病む原因がどこにあるのかは、それぞれのケースで違うと思います。

けれど、いじめをしてしまう不安定な子どもを、カウンセラーや病院へ繋ぐことができたら、いじめは減るのかもしれませんね。

「警察」の介入で救われる人が増えることに期待!

教師には色々な制限があります。

だからこそ、警察が介入することで、救われる人が増える事を祈ります。

「警察」という言葉で、いじめが減るなら、それはそれで良いと思います。

けれど、きれいごとになるかもしれませんが、誰もが相手を思いやり、優しい関係を築けるような、あたたかい社会になればいいのになぁ・・・と思います。