高校中退したけれど、経験を活かせる仕事に就きたい!夢を追いかけて、受験勉強スタート!私の不登校体験談②

子育て/子育ての悩みに答えます//////////////////////////
  1. ホーム
  2. 子育て
  3. 高校中退したけれど、経験を活かせる仕事に就きたい!夢を追いかけて、受験勉強スタート!私の不登校体験談②

不登校傾向が出始めてから、中退するまでの流れ。

高校1年生の秋頃から、不登校の傾向が出始めて、冬にはほとんど行けなくなりました。

私の場合、はっきりとした不登校の原因はわかりませんが、一人の友達を作るというよりも、グループの中の一人という感じだったので、安心してずっと一緒にいられる友達がいなかったことが原因の一つではないかと思います。

グループの友達と仲が悪かったわけではないし、休みがちになったらみんな心配してくれましたが、1対1で深い関係を好む自分には、グループづきあいは不安定で、しんどくなってしまいました。

また、進学校だったので、試験が難しかったにも関わらず、「こんな成績では行ける大学はないぞ!」と叱咤激励のつもりで言う先生がいたので、そこまで点数を取れていない私は、不安が更に大きくなってしまっていたのだと思います。

そんな中、当時の担任の先生に

「1日中、学校にいなくてもいい。必要な時間だけでもいいから学校に来て、1年生を修業していたら、その先の選択肢が増える!何とか頑張って来ないか?」

と言われました。

ある意味、勇気のいる、重役出勤ならぬ『重役登校』でしたが、週に何日か、2時間ほど、仕方なく授業を受けて、なんとかテストもクリアして、1年生は終えることができました。

2年生になって、クラスが変わったら学校に行けるようになるかなと思ったのですが、やはり難しく、登校しないまま出席日数が足りなくなり、中退しました。

昼夜逆転生活のタイムスケジュール!

中退をしたことで、気持ちがスッキリとして、不登校や中退に対してもポジティブに捉えられるようになりました。

そうすると、浅かった眠りが改善され、ぐっすりと眠れるようになりました。

けれど、一度狂った体内リズムはなかなか元には戻らず、昼夜逆転生活は直りませんでした。

相変わらず、夜中の3時や4時頃まで眠れない日々は続きました。

そこで、「逆に、夜中の静かな時間を利用して勉強したらいいかも!」と考え、夜の9時頃から3時~4時頃までを勉強時間にすることにしました。

その頃の生活は、

昼頃に起きる
昼ごはんを食べる
母が家にいる時はテレビを見たり話したり、楽しい時間を一緒に過ごす。
夕方4時頃からゲーム。
軽食を取る。
7時頃に晩御飯を食べる。
8時頃にお風呂。
9時に自室へ籠って勉強を始める。
夜中の3時~4時頃に寝る。

という流れでした。

これは、大学受験の1ヶ月前まで続きました。

中退では、大学を受験できません。

大学受験には、高校卒業の資格が必要です。

けれど、私は中退して卒業には単位が足りないので、高等学校卒業程度認定試験を受けて、単位を揃える必要がありました。

担任の先生のお陰もあり、高校1年生は修業していたので、受験に必要な科目は3科目でした。

1年生の時の担任の先生が、『重役登校』を提案してくれたお陰で、全教科受ける必要が無かったのは、かなり助かりました。

何時間かだけ、短期の塾へ行って授業を受けて、後は自力で学習し、単位を取りました。

短期の塾へ行くのも、ドキドキしましたが、必要な単位が少なかったおかげで、通いきることができました。

これで、ようやく、大学を受験する資格を貰えました。

ここからは本格的に、受験勉強のスタートです。

受験勉強スタート!!

受験勉強を始めましたが、昼間は楽しく過ごして、夜の9時から勉強を始めるスタイルは変えませんでした。

両親から見たら、「昼間、テレビを見たり、ゲームをしたり、ゴロゴロしてるけれど、この子、受験勉強してるのか・・・?」と不安だったそうです。

よく、「本当に受験生?」と冗談半分で言われていました。

「夜中にめちゃくちゃ勉強してるから、昼間、人がいる時は楽しんでるの!」と答える私を、両親は信用してくれていたのでしょう。

両親は、「自分たちには見えなくても、やっていれば結果はついてくるはずだから。」と見守ってくれました。

夜中の学習は、昼間、学校に行っているのと違い希望の大学に合わせたピンポイントの受験勉強ができます。

また、静かで何にも邪魔されることなく、集中できたのも良かったです。

わからない問題が出てきたので・・・・。

受験勉強を続けていたのですが、自分だけでは分からない問題も増えてきたので、近所の個人経営の塾へ、週に4時間ほど行くことにしました。

個別で指導してもらえる塾で、受験の対策や過去問の傾向などを分析して、教えてもらうことができたので、かなりレベルアップすることができました。

また、行っていたのが個人経営の塾のため模試などは無く、大手予備校の公開模試を申し込み、1人電車に乗って街まで受けに行くことを勧められました。

普段は近所のスポーツサークルに参加する・塾へ行く以外には外に出る事が無かった私にとって、一人で電車に乗り、街まで公開模試を受けに行くのはかなりドキドキしました。

その「ドキドキしながら一人で受験会場へ行く」という練習をしていたから、受験当日は、不安が少なく、落ち着いて試験に取り組む事ができたのだと思います。

センター試験はボーダーラインにギリギリ足りなかったのですが、
2次試験では、大学に合わせたピンポイントの対策をしていたので、余裕をもって合格することができました。

不登校や中退を経験したけれど、希望の大学に一発で合格!

無事、大学生になれたのです。

次回、「不登校からの大学デビュー」の体験談を紹介します。