不登校の児童・生徒が増加!子どもが不登校になったら・・・。子どもはどんな気持ちで生活しているの?私の不登校体験談①

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【※注:今回の記事は、不登校の時の私のリアルな気持ちを書いているので、読んで落ち込みそうな人は気を付けてください】
不登校経験者でも、今は毎日楽しく生活しているので、ご心配なく!

不登校の子どもが増えた!

2023年1月15日の朝日新聞で、2020年~2021年の1年で小・中学生の不登校児童・生徒が増えたことが記事として取り上げられていました。

新型コロナウイルスが流行して3年、コロナ対応の教育で、友達との結びつきなどが減ってしまったからでしょうか。

2020年の19万6127人に対し、2021年は24万4940人と、約5万人も学校へ行けなくなってしまった子どもが増えたという記事でした。

また、うつ病などを発症したり、自ら命を絶ってしまった子どもも増加しているというのです。

私の場合。不登校の頃の記憶。

私自身、高校生の時に学校に行けなくなりました。

初めは、しんどさを感じながらも、登校を続けていましたが、その時は「頑張れば行ける。」「まだ、大丈夫。」と自分に言い聞かせながら学校に行く日々が続いていました。

学校に行けなくなってからは、毎晩、夜になると心が落ち込み、朝になると「学校に行かないと…」と思うのに行けない自分に更に落ち込み・・・を繰り返します。

毎日、「学校に行けない自分」と戦って、昼間も夜も外に出る事ができず、引きこもっていました。

完全に昼夜逆転し、夜中の3時に寝て、昼前に起きるという生活が続きました。

そうすると、太陽の光にあたる事がなくなり、余計に気持ちが沈んでいくのです。

昼夜逆転してしまっている自分にも不安を感じていました。

夜中の3時頃に、バイクで朝刊を配達する音が聞こえてくると、また今日もこの時間まで起きていてしまったと罪悪感もありました。


そんな状態を、「川で溺れているみたいだ」と感じていました。

後から考えると、自分からどんどん深い場所へ行ってしまい、自分では引き返せないところまで流されてしまっていたことにも気づきました。

ある時ふと気が付いて、もがくのをやめたら・・・。

ある時、「もがけばもがくほど、もっと溺れてしまう」と感じて、もがくのを諦めました。

すると、すっと心が浮かんで、息ができて、いつの間にか川岸に流れ着いて、また陸地を歩きだす事ができるようになったのです。

私の場合、中学からの友達たちが、土日の度に遊びに誘ってくれ、学校に行けていない状態ごと受け入れてくれたから、まるっきり引きこもりにならずに済みました。

土日には、普通の17歳として過ごせたのです。

土日に出歩くたびに、平日でも普通に外に出て、楽しく過ごしたいなと思うようになってきました。

そのためには、学校に戻るか、転校するか、退学するかしないといけません。不登校のままの状態だと、宙に浮いているようで気持ちが悪かったのです。

たくさん考えて、「学校に今更、戻るのは、もう無理だ」と諦めがつき、退学を選択しました。

退学すると決めて、しばらくすると、心が前向きになり、平日の昼間にも外に出歩けるようになりました。

また、気持ちが前向きになったことで、スポーツのサークルに参加し、いろいろな人と関わることもできました。

体を動かしたり、友達と遊んだりしていると、

「やっぱりみんなと同じように、大学に行って勉強したい!」

「せっかく、不登校という経験をしたんだから、子どもの気持ちを考えられる教師になったら、これまでの経験を生かせるのでは!?」


と、不登校をプラスに考えることができるようになりました。

不登校になってから初めて、勉強に気持ちが向くようになり、動き出す事ができるようになったのです。

不登校になってから、1年後のことでした。

次回は、不登校になってから中退するまでと、その後、大学合格するまでの体験談を紹介します。↓

体験談よりも、「必要だったこと」を知りたい人は、⑤へ↓