ヒトパレコウイルス闘病記3

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次男が感染しているウイルスが「脈や血圧に影響し、それが脳に悪さをする可能性がある。」と言われ、管理のために、ICU(集中治療室)へ。
次男は、回復していくのか・・・?

【ヒトパレコウイルス闘病記2】はこちら↓

ICUに入ってしまったら、何もできなかった

入院2日目の夕方から、次男がICUに入りました。

呼吸、血圧、脈、血液中の酸素濃度などが、24時間モニターに。

異変があればすぐに対応できるように、看護師さんが常に見てくれていました。

面会に行くと、一般病棟にいるときよりも、さらに体についているコードが増えた息子。
ずっと眠っていました。

血圧を測るために、血管に直接、機械の針を刺したりしているのを見て
「何でこんなに小さいのに、こんな目にあっているんだろう」と、
涙を流していると、担当の看護師さんが

「大丈夫ですよ。元気な男の子ですね。」と、言ってくれました。

もしも、この病気に感染したことで、何か後遺症が残ったら・・・と心配していた私にとって
『元気な男の子』という、一見、この状況には全く似合わない言葉が
希望の言葉のように感じました。

次男入院3日目→4日目(長男に異変)

3日目は、15分の面会を午前に1回、午後に1回、行くことができました。
一日に30分しか会えないことに、寂しさが募りました。

せめて、しっかりと母乳を届けようと、搾乳して届けました。

次男の入院4日目、長男に異変が起こりました。

手や口の周りに発疹が出てきたのです。
鼻水もズルズルと出ていました。

次男の入院している市民病院とは別の、地元の小児科に連れて行くと
「手足口病ですね」
と診断されました。

同じウイルスによるものなのか、別なのか。
面会に行って、私が次男に新しいウイルスを運ぶことにならないかと心配しました。

そうこうしているうちに、市民病院から電話があり、
「解熱しました。脈・血圧が安定してきたので、一般病棟に移動します。付き添いをお願いします。」
と言われました。

長男が手足口病と診断されたことを伝えると
「お母さんに症状がなかったら、付き添いをお願いします。」
ということでした。

まさか!!私も・・・

『症状がなかったら』ということなので、念のため熱を測ってみると、微熱。

どうやら、産後2か月で毎晩授乳をし、まだ完全に体力が回復しきっていない弱った状態の私は、「次男のウイルス」か「長男の手足口病のウイルス」に感染してしまったようでした。

すぐに病院に電話し、ICUからの移動を一日延期してもらいました。

はじめは微熱だけだった症状に
『手の発疹』が現れました。

どうやら、手足口病のウイルスに、長男と一緒に感染してしまったようです。

そのころ次男は・・・

脈拍や血圧、発熱などの症状が落ち着いてきた次男。

まだ何のウイルスに感染しているのか、この時点では憶測だったので、念のため『ヘルペスウイルス』の予防薬を点滴してもらっていました。

少しずつですが、ミルクを飲む量も増え、回復してきているのがわかる状態に。

何の症状もない主人が、仕事帰りに次男のところに行って、面会してきてくれました。

まさかのダブル感染か!?

入院5日目。主人が次男の付き添いをしてくれ、ようやく次男はICUから一般病棟にもどることができました。

次男は順調に回復していくのに、私はさらに症状が・・・

手足口病の発疹、発熱に加え、強烈な筋肉痛と胃腸炎の症状・・・。

ヒトパレコウイルスについて検索すると、「大人が感染すると、腕や脚の筋肉痛・脱力。流行性筋痛症」と書かれていました。

どうやら、次男の感染しているであろう「ヒトパレコウイルス」に、私も感染してしまったようです。

車のトランクを閉めようと手を伸ばしたけれど、腕が伸びず届かなかったのです。
何をしていても、腕や脚が痛くて痛くて。

ヒトパレコウイルスに大人が感染すると、まず異常なほどの筋肉痛という症状が出るようです。

私の場合は、「子→親」でしたが、もしも運動していないのに異常なほどの筋肉痛の症状がある場合は、小さな子どもに近づくのはやめておいた方が良いと思います。

ということで、長男の手足口病と、次男のヒトパレコウイルス感染症、どちらにも感染してしまいました。

もしかすると、ヒトパレコウイルスでも発疹や微熱がでることがあるので、長男も私も、次男と同じものに感染していたのかもしれません。

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