苦手なことがあっても大丈夫!「手伝って欲しい」「助けて欲しい」と言える子どもは、力を貸してもらえる!

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誰にでもある「苦手なこと」

みなさんは苦手なことありますか。

私は動物が苦手です。

教師になって、ウサギ小屋がある学校に配属されると、泣きそうな気持ちになりました。

子どもたちの前では、平気なふりをして「外から写真を撮っているからね~」と言って、小屋には入りませんでした。(恐くて入れませんでした。)

教師にだって苦手な事はあります!

けれど、それは子どもたちの前では、秘密でした。

『ぜったいぜったいひみつだよ』

アナ・カン 文
クリストファー・ウェイアント 絵
木坂涼 訳
ほるぷ出版

ケロケロの秘密とは?

今回、紹介する絵本は『ぜったい ぜったい ひみつだよ』です。

かえるのケロケロには、誰にも言えないひみつがあります。

それは、かえるなのに水がこわくて泳げないこと!

両親にだって内緒です。

いろいろな方法をつかって、どうにかこうにか、水を避けてきました。

けれど、本当は泳げるようになりたいんです。

ケロケロと会話をしているように進んでいく物語で、お話に引き込まれます。

さあ、ケロケロは両親に打ち明けて、泳げるようになるのでしょうか。

苦手なことがあっても、大丈夫!

苦手な事は、誰にでもあります。

泳ぐのが苦手だったり、高いところが苦手だったり、人前で話すのが苦手だったり。

そんな苦手な事があっても、勇気を出して誰かに言うと、励ましてもらえたり、助けてもらえたりするということを感じられる絵本です。

私も冒頭に書いたように、ウサギなどの動物が苦手です。

ウサギ小屋の掃除当番がまわってくる事があるのですが、他の先生に「どうしても苦手なんです。」と相談すると、「ウサギ、大好きだから代わってあげるよ!」と言ってくれる人がいました。

大切なのは「誰かに相談できる力」

克服できる苦手は、克服できるように挑戦すれば良いのですが、人間、どうしても無理なものは無理ですよね。

そんな時に、勇気を出して誰かに相談できる力をつけておくのも大切です。

もし相談できなかったら、私の場合だと、ウサギ小屋の前で何もできずに立ち尽くして、無駄に時間を過ごすしか無かったと思います。

苦手なことを相談するのは、自分の弱みをさらけ出すようで、不安や悔しさのような感情を持つ人もいるかもしれません。

「できること」を求められている子どもだと、余計に負の感情を抱きやすいです。

でも「できない事はできない。」と言える力も大切です。

苦手なものだけでなく、分からないことに出会ったときも同じです。

わからないまま立ち尽くしていても仕方がありません。

誰かに助けを求められる力というのは、生きていく上で大切な力です。

我が子が2~3歳になると「手伝って」と言う練習をしました。

素直に「手伝って」と言える人には、みんな、力を貸してくれるものです。

手伝ってもらったら、「ありがとう」をきちんと伝えることも教えました。

助けてもらうのは悪い事ではないよ!

苦手なものや、分からないことに出会ったとき、誰かに相談できると、

苦手を克服できるように、練習を手伝ってもらえるかもしれません。

苦手なものに出会わないように配慮してもらえるかもしれません。

苦手なものや、分からないことを前に、何もできずに立ち尽くす人にならないように、子どもには、「助けて」と言える人になってほしいと思います。

絵本を通して、子どもと学ぼう!

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