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  3. 子どもの食べ方が汚くてがっくり・・・。大人でも意外とできていない!?お箸を上手に使って「食べ方美人」を目指そう!

『たべるってたのしい! まいにちつかう はしってすごい!』

柴山ヒデアキ 絵  谷田貝公昭 監修 
少年写真新聞社

お箸、上手に持てていますか?

先日、我が子の箸の使い方が気になって、人前で食べて恥ずかしくないように「キレイな食べ方トレーニング」を始めました。

我が子は二人とも食が細く、食べることがあまり得意ではありません。

だから、「とにかく食べて栄養をとって欲しい」という気持ちが強く、食べ方までは、色々言わずにきてしまいました。

長男が小学校1年生になり、体が成長して食べる量が増えた事で、食べることへの苦手意識が減りました。

「このタイミングを逃したら、直すきっかけがなくなってしまう!」と、危機感を感じ、トレーニングをスタートしたのです。

毎日の食事を「美しい食べ方」でできたら、すてきですよね。

みなさんの子どもは、上手に箸が使えていますか。

正しい持ち方・使い方はできていますか。


今回は、そんな箸の使い方を覚えるのにピッタリな絵本を紹介します。

『たべるってたのしい! まいにちつかう はしってすごい!』です。

主人公の男の子。

給食を食べているけれど・・・

箸の持ち方がヘンテコです。

「そんなもちかたされたら いたいじゃないか」

箸がしゃべりだしました!

箸の持ち方や動かし方、挟む・切る・まぜるなどの使い方、

『いみばし』などのマナーも説明してあります。

これを見たら、美しい食べ方になること間違いなし!

大人にとっても、自分の食べ方を見直すきっかけになるかもしれませんね!

実は大人もできていない・・・。
子どもにとって、見本になれていますか?

後書きにかいてあるのですが、絵本を監修した大学教授の方の調査によれば、20歳代から35歳くらいの、母親で、箸をきれいに使っている人は50%くらいなのだそうです。

親が正しい持ち方で食べられていないから、子どもにとって、見本になれないという現実があるようです。

これを読んで、お父さんや、おじいちゃん・おばあちゃんはどうなんだろう?という疑問がわきました!

みなさんの周りの人たちはどうですか?

大人は上手にお箸を使えていますか?

子どもの見本になるって難しいですよね。

だから、子どもと一緒に見直してみましょう!

お箸トレーニング、スタート!!

この絵本を読んだあと、さっそく、お箸トレーニングをスタートしました!

長男のトレーニングとして、まずは箸の持ち方、お茶碗の持ち方を確認しました。

すると、箸はきちんと持てていましたが、動かすのが苦手そうだということがわかりました。

また、お茶碗の持ち方が違っていたので、食べ方が余計に汚く見えていたことにも気づきました。

お茶碗の持ち方はすぐに直せるので、その場で教えました。

しかし、箸の動かし方がぎこちないのはすぐに直すのが難しかったので、遊びながら練習することにしました。

特別支援学級の子どもたちが、よく練習する方法です。

お箸のトレーニンググッズづくり!

お箸トレーニング遊び、つまんでパックン!

用意するもの

・箸
・スポンジ
・フェルトボール
・少し深さのある広めの紙皿二枚
・厚紙
・セロハンテープ
・カラーマジックか色鉛筆
・ハサミ

作り方

①厚紙を紙皿の上にのせて、蓋のようにする。

②厚紙を紙皿の大きさに切る。

③厚紙の真ん中に半円を書いて、その部分をくりぬき切り取る。

④半円が口になるように、目・鼻など、顔をかく(キャラクターにしてもOK!)

⑤色をぬる

⑥厚紙と紙皿をはりつける。

⑦スポンジを色々な大きさにカットする。

⑧スポンジとフェルトボールを、厚紙の貼られていない方の紙皿に入れる。

完成!

箸を使って、スポンジやフェルトボールをつまみ、反対の紙皿の口部分に入れてあげよう!
というゲームです。

スポンジのカットの大きさや形などで難易度が変化するので、「レベル1はこのスポンジ!」など、声かけしてあげてください。

フェルトボールも簡単につまめるようになったら、ボタンやペットボトルのキャップなど、固かったり小さかったりする、難易度の高いものに中身を変更してもいいですよ!

練習の成果は・・・?

一週間くらい、お箸トレーニングをしていると、動かしかたが安定してきました。

もう3年間くらい、適当な食べ方をしていたので、まだ気をぬくとクセが出てしまいそうになりますが、絵本を読んで持ち方を確認し、お箸トレーニングを繰り返し練習したので、ずいぶん食べ姿がキレイになりました。

大人になったときに恥ずかしくないよう、これからも練習を続けていこうと思います。

「今からお箸の練習をする!」という子どもにも、「箸の持ち方が変だから直したい。」という大人にもオススメの絵本とトレーニング方法です。

ぜひ、やってみてください。

絵本を通して、子どもと学ぼう!