『たべるってたのしい! まいにちつかう はしってすごい!』
お箸、上手に持てていますか?
先日、我が子の箸の使い方が気になって、人前で食べて恥ずかしくないように「キレイな食べ方トレーニング」を始めました。
我が子は二人とも食が細く、食べることがあまり得意ではありません。
だから、「とにかく食べて栄養をとって欲しい」という気持ちが強く、食べ方までは、色々言わずにきてしまいました。
長男が小学校1年生になり、体が成長して食べる量が増えた事で、食べることへの苦手意識が減りました。
「このタイミングを逃したら、直すきっかけがなくなってしまう!」と、危機感を感じ、トレーニングをスタートしたのです。
毎日の食事を「美しい食べ方」でできたら、すてきですよね。
みなさんの子どもは、上手に箸が使えていますか。
正しい持ち方・使い方はできていますか。
今回は、そんな箸の使い方を覚えるのにピッタリな絵本を紹介します。
『たべるってたのしい! まいにちつかう はしってすごい!』です。
主人公の男の子。
給食を食べているけれど・・・
箸の持ち方がヘンテコです。
「そんなもちかたされたら いたいじゃないか」
箸がしゃべりだしました!
箸の持ち方や動かし方、挟む・切る・まぜるなどの使い方、
『いみばし』などのマナーも説明してあります。
これを見たら、美しい食べ方になること間違いなし!
大人にとっても、自分の食べ方を見直すきっかけになるかもしれませんね!
実は大人もできていない・・・。
子どもにとって、見本になれていますか?
後書きにかいてあるのですが、絵本を監修した大学教授の方の調査によれば、20歳代から35歳くらいの、母親で、箸をきれいに使っている人は50%くらいなのだそうです。
親が正しい持ち方で食べられていないから、子どもにとって、見本になれないという現実があるようです。
これを読んで、お父さんや、おじいちゃん・おばあちゃんはどうなんだろう?という疑問がわきました!
みなさんの周りの人たちはどうですか?
大人は上手にお箸を使えていますか?
子どもの見本になるって難しいですよね。
だから、子どもと一緒に見直してみましょう!
お箸トレーニング、スタート!!
この絵本を読んだあと、さっそく、お箸トレーニングをスタートしました!
長男のトレーニングとして、まずは箸の持ち方、お茶碗の持ち方を確認しました。
すると、箸はきちんと持てていましたが、動かすのが苦手そうだということがわかりました。
また、お茶碗の持ち方が違っていたので、食べ方が余計に汚く見えていたことにも気づきました。
お茶碗の持ち方はすぐに直せるので、その場で教えました。
しかし、箸の動かし方がぎこちないのはすぐに直すのが難しかったので、遊びながら練習することにしました。
特別支援学級の子どもたちが、よく練習する方法です。
お箸のトレーニンググッズづくり!
お箸トレーニング遊び、つまんでパックン!
用意するもの
・箸
・スポンジ
・フェルトボール
・少し深さのある広めの紙皿二枚
・厚紙
・セロハンテープ
・カラーマジックか色鉛筆
・ハサミ
作り方
①厚紙を紙皿の上にのせて、蓋のようにする。
②厚紙を紙皿の大きさに切る。
③厚紙の真ん中に半円を書いて、その部分をくりぬき切り取る。
④半円が口になるように、目・鼻など、顔をかく(キャラクターにしてもOK!)
⑤色をぬる
⑥厚紙と紙皿をはりつける。
⑦スポンジを色々な大きさにカットする。
⑧スポンジとフェルトボールを、厚紙の貼られていない方の紙皿に入れる。
完成!
箸を使って、スポンジやフェルトボールをつまみ、反対の紙皿の口部分に入れてあげよう!
というゲームです。
スポンジのカットの大きさや形などで難易度が変化するので、「レベル1はこのスポンジ!」など、声かけしてあげてください。
フェルトボールも簡単につまめるようになったら、ボタンやペットボトルのキャップなど、固かったり小さかったりする、難易度の高いものに中身を変更してもいいですよ!
練習の成果は・・・?
一週間くらい、お箸トレーニングをしていると、動かしかたが安定してきました。
もう3年間くらい、適当な食べ方をしていたので、まだ気をぬくとクセが出てしまいそうになりますが、絵本を読んで持ち方を確認し、お箸トレーニングを繰り返し練習したので、ずいぶん食べ姿がキレイになりました。
大人になったときに恥ずかしくないよう、これからも練習を続けていこうと思います。
「今からお箸の練習をする!」という子どもにも、「箸の持ち方が変だから直したい。」という大人にもオススメの絵本とトレーニング方法です。
ぜひ、やってみてください。
絵本を通して、子どもと学ぼう!