『はるがきた!いいものいくつ?』
春が来て、身の回りに色があふれてきましたね!
すっかり春の気候になりましたね。
鳥や虫たちが姿を見せて、身の回りにも草花の色が溢れてきました。
今回は、そんな春にぴったりの絵本を紹介します。
『はるがきた!いいものいくつ?』
公園に行くと、春がたくさん!
つくしやテントウムシ、カエルやちょうちょう!
それぞれ、いくつ見つけられるかな?
生き物を数えて、数字の勉強もできる絵本です。
1から10までの数を数えて、数字を覚える事ができます。
文章に出てくる生き物以外にも、たくさんの生き物が描かれていて、ページの端から端まで、全面に春を感じられる一冊です。
おはじきと一緒に
以前、『10ねこ』という絵本を紹介しました。
『10ねこ』も、ページの中からネコを探して数える絵本です。↓
その時にも解説しましたが、絵の中にバラバラに描かれている物を探す時、おはじきを使う方法がオススメです。
例えば、9匹のメダカを数えるページがあるのですが、おたまじゃくしも泳いでいて、見つけるのが難しいです。
そんなとき、見つけたメダカのイラストの上に、おはじきを乗せます。
これは、小学校1年の算数のプリントなどをする時に、「数えたら斜線で消す」と同じです。
絵本なので、斜線を書いてしまうと消えなくなってしまうので、かわりにおはじきを置くことをオススメしています。
そうすると、同じものを2回数えてしまうことを防げますよね!
おはじきの並べ方で、算数の基礎力アップ!
また、そのおはじきを使うことで、算数の力の土台を作ることができます。
置いたおはじきを動かして5×2の数図の形に並べ直してみましょう!
横に5つ
それを2列
●●●●●
●●●●●
この形は、とても大切な「計算のベース」になります。
10は1と9
10は2と8
のように、10がいくつといくつで、できている数なのかを理解していれば、繰り上がりや繰り下がりが出てきてもスムーズに計算することができるようになります。
バラバラにあるものの数→整列された数図→数字の順に結びつけることで、
9→●●●●●
●●●●
と、さっとイメージする事ができるようになるのです。
春の生き物観察も楽しい!
この絵本、算数だけでなく、生活科の生き物の観察にもぴったりです。
絵本を見ながら春になると、どんな草花や生き物が見られるようになるのか、親子で話をしてみてください。
例えば、ちょうちょうのページ。
一言で『ちょうちょう』とまとめているけれど、色々な種類の『ちょうちょう』を数えます。
アゲハチョウやモンシロチョウなど、色々な種類のちょうちょうが描かれていて、実際の自然を眺めているようで楽しいです。
種類の名前までは載っていないので、実際に図鑑で名前を調べてみると、より絵本を楽しめますよ。
そして、ぜひ、絵本に載っている草花や生き物たちを見つけに、公園へ行ってみて欲しいです。
春を楽しみながら、数を学ぼう!
一冊をじっくり読むと、春を存分に楽しめ、そして数字にも強くなる。そんなステキな絵本です。
子どもと一緒に、隅々まで楽しんでください!
絵本を通して、子どもと遊ぼう!学ぼう!
算数の力をつけたい人には、この絵本もオススメ!↓
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