子どもからの見て見て攻撃! でも、忙しくて手を離せない… そんなお悩みを解決!『司会と拍手でやる気アップ!!家族で発表会。』

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『どうぶつサーカスはじまるよ』

西村敏雄 作  福音館書店

小学校でも読み聞かせをします!

この絵本は、私が教師になってから、クラスの子どもたちに読み聞かせをするために、初めて買った絵本です。
先輩の先生が読み聞かせをしているのを聞いて、すぐに気に入り、購入しました!
何って、絵本を読んでもらっている時の、子どもの反応がかわいい!!

その後、教師を続けていく中で、この絵本には何度も出会いました。

それぞれの先生が、読み聞かせを楽しんだり、工夫して授業に使ったり・・・

学校現場から離れても、我が子には、何度も何度も読み聞かせをしたので、全文暗記してしまいました!
それくらい大好きなお話です。

さあ、サーカスの開演です!!

「どうぶつサーカスはじまるよ」は、アザラシの司会のもと、どうぶつたちが順番にサーカスの芸を披露していきます。
ライオンの輪くぐり、カンガルーの曲芸などなど・・・たくさんの動物が出てきます。

最後は、さるの空中ブランコの予定でしたが、怪我のため出られなくなってしまいました。代わりにどうですか?と声をかけられたのは、なんとブタさん!!
この後の展開に、子どもたちは大笑い!

この絵本、途中で拍手をしたり、一緒にかけ声を出したりと、まるで自分もサーカスの会場にいるような気分になります。
何度読んでも楽しいし、何回も読むうちに、拍手の準備をしながら聞くなど、子どもがお話の世界に入り込んでいる様子が見られて、ほほえましいですよ。

得意を見てもらおう!

お話を読み終わったら、ぜひ、大人が司会者になって、子どもの得意なことの発表会をしてあげましょう!

「パンパカパーン パンパンパン パンパカパーン♪」と歌えば、開演の合図です。

「まず始めに、○○ちゃんの鉄棒です!」
「パチパチパチパチ!」

「次は○○ちゃんの歌です!」
「パチパチパチパチ!」

「続きまして、○○くんのでんぐり返しです!」
「パチパチパチパチ!」

・・・

子どもたちは、自分が出来るようになったことを発表するのが大好きです!
保育園で練習した体操や、歌えるようになった童謡。
小学生の子どもなら難しい音読や、計算カードなど。

新しい技をどんどん披露してくれます。

そしてお話の通り、「おおきなはくしゅを おねがいします。パチパチパチパチ」としてあげると、「すごいでしょ!」と言いたげな満面の笑みが見られますよ!

『発表会』にする事のメリット

子どもって忙しい時ほど、「お母さん、見て見て~」と言ってきますよね。
今は手が離せない!という時に、「じゃあ、サーカス発表会するから練習してきて!」と言うと、カッコイイところを見せるため、練習タイムが始まります。
その間に用事を済ませ、落ち着いてから「サーカス発表会」の開演です。

大人は、「ハイハイ。後でね!」という事を言わないで済むし、子どもも落ち着いてしっかり見て褒めてもらえるので満足感が上がります。

しかも、なぜか芋づる式に・・・

「そういえば、これも練習してた!」
「こんなのも出来るよ!」

やってみると、「そういえば」と思い出したように、少し難しい技を披露する事がよくあります。

保育園や小学校でやった事や出来るようになったことって、家に帰ってくると忘れてしまうのでしょうか?
家には家の、おもしろい事があるから、「これは絶対に言いたい!聞いてほしい!!」という事以外の、小さな成長や達成感は、知らないうちに流されて、親も知らずに過ぎ去っていく事が多いようです。

でも、この発表会をしてみると、「え!こんなことが出来るようになってたの!?」と、小さな成長に気付く事ができます。
月に1度くらいのペースで発表会をすると、子どもが保育園や小学校で頑張っている事を知るきっかけにもなりますよ。

大人だってすごいんだ!!

そして、たまには、大人の力を見せてあげるのも楽しいですよ。
子どもの前で、「お父さん、お母さん、すごい!!」って言われるような事を披露する、きっかけってなかなか無いですよね。

子どもの発表の後に「歌います!」なんて言って、歌ってみると、「すごい!さすが!パチパチパチパチ!」と褒めてくれて、なんだか鼻高々になれます。
大人もたまには褒められたいですよね。

子どもにとっても刺激になり、良いお手本になりますよ。
自分の得意を、ぜひ子どもに見せてあげましょう。

家族みんなで発表会。素敵な時間になりますよ。

絵本を通して子どもと遊ぼう!