『どこからきたの?おべんとう』
食材は、色々なところからやってくる!
みなさんは、食材を買う時、産地を見ますか。
スーパーに行くと、色々なところから届いた食材が、棚に並べられていますよね。
たとえば・・・
ジャガイモは北海道。
オクラは宮崎。
カボチャはニュージーランドやメキシコ!
バナナはフィリピン!
海外産のものも、たくさんあります。
産地からお弁当箱の中まで、どうやって届けられたの?
今回は、『どこからきたの?おべんとう』を紹介します。
今日は遠足!
広場でお弁当を広げます。
お弁当には、お母さんからのお手紙がついていました。
お弁当の中のおかず。
その材料は、どこで採れて、誰の手を経て、お弁当のおかずになったのか。ということがわかる手紙でした。
食材は私たちが思っているよりも、ずっとたくさんの人に支えられて私たちの手元に届くのだということに気づくことができる一冊です。
地産地消は、地球にやさしい!
我が家の近くのスーパーに行くと、地元の農家の方が直接、搬入する『地産地消コーナー』があります。
食材を買う時、できるだけ地元で作られたものを買うようにしています。
形も大きさもバラバラですが、
「ブロッコリーは、お弁当に入れる分だけでいいから、小さいものを買おう!」
「形は良くないけれど、たくさん入っているから、こっちのニンジンを買おう!」
など、色々と選ぶことができます。
量の少ないものや形の良くないものは、少し安いのでお財布にも優しいです。
それに、たくさん買いすぎて、食べられるのに捨ててしまうことが減りました。
自分の家の為になるからと購入していましたが、スーパーの放送で、それだけでは無いことに気づかされました。
地元で作られたものを買うということは、運送にかかるガソリンが減るのでCO2排出量が減ります。
地球にとっても優しいのです。
農家の方にとっても、同じ形・同じ大きさでなくても、無駄なく出荷できるという点で、メリットが多いそうです。
スーパーで、そんな内容の放送が流れている事にも驚きました。
子どもと一緒に買い物に行くと、子どもたちも聞いているようで、「このコーナーで買おうよ!」と言うようになりました。
スーパーは学びの宝庫!!
スーパーは、お金の学習だけで終わらせると、もったいない事に気づきました。
小さな子どもには、食べ物の名前を覚える学習。
少し大きくなると、おやつを2つ選ぶなどの数の学習。
更に成長すると、何円の学習。
そして、食材がどこからどのように運ばれているのかの学習。
○割引や、100グラムあたりの値段の計算なども考えたら、学びの宝庫ですね!
食材の「背景」を知ることで、社会や世界を考えよう!
子どもの目の前には、完成した料理が出てきます。
その野菜や魚、動物などをとった人や育てた人がいて、それを運んでくれる人がいて、お店に並べてくれる人がいて、お母さんが買って料理して、ようやく食卓に並びます。
「食材の背景」を知ることは、食材を通して、社会を知り、世界中と繋がることになるのではないでしょうか。
ぜひ、この絵本を読んで、スーパーの買い物へ行ってみてください!
野菜や果物、魚、お肉が、どのように運ばれて店頭に並んでいるのかを、考える力を身につけましょう!
絵本を通して、子どもと学ぼう!
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