子どもの顔に謎のでっぱり デルモイドシスト闘病記4

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【前回:デルモイドシスト闘病記3の続き。↓】
RSウイルスに感染してしまった次男でしたが、なんとか回復。
ようやく入院生活スタートです。

入院初日。個室のメリット・デメリット

ついに、入院当日になりました。

11時過ぎに入院の手続きをして、病室へ行きました。

今回は、「できるだけ個室で」とお願いしていたので、希望通り個室に入院できました。

持って行っていた『ことば図鑑』は、ペンで絵本の表面を触ると、ペンから音が出るものだったので、「大部屋だと遊べないなぁ~。」と考えていました。

大部屋は制限が多くて大変なことを、前回の入院(ヒトパレコウイルス闘病記↓)で知っていたので、無事、個室に入院できてホッとしました。


個室はある程度、自由でした。
電話をしたりテレビを見たりするのも、音を気にしなくてよかったので、かなり楽でした。

個室のメリット

・個室にすると、子どもが泣いたり、笑ったりしても、そんなに気にならない。

・音の出るおもちゃや動画やテレビを気にせずつけられる。
 (大部屋はイヤホン必須。小さい子にイヤホンは難しい)

・付き添いの親が、部屋で食事をとることができる。(大部屋だと、フリースペースでの食事)

・トイレも部屋についていたので、子どもを一人残して遠くまで行かなくてもいい。

個室のデメリット

・追加料金がかかる。

追加料金はかかりますが、コロナ禍の入院ということもあり、個室は感染面から考えても気が楽でした。

点滴の準備で片手は使いにくくなる!

部屋に入り、部屋での過ごし方や手術に関する書類などを書いているうちに、看護師さんに呼ばれました。

次の日、朝イチで手術をするので、点滴の針を先に刺しておくそうです。

慣れない場所で、いきなり注射をされて大泣きしましたが、なんとか無事、点滴の針を刺してもらうことができました。

点滴の針を固定するため、板を腕に沿わせて、ぐるぐるに包帯?のようなもので巻かれたので、左手が使えなくなりました。

腕が動かしづらくて、ご飯を食べるのも補助が必要でした。

全身麻酔の準備!子どもへの、いろいろな配慮。


「全身麻酔の準備をしましょう!」と言われ、麻酔専門の先生が病室にやってきてくれました。

麻酔の匂いを選んだり(オレンジの香りにしました!)マスクのサイズ確認をしたりしました。

先生が帰った後も、マスクにシールを貼って飾り付けをするなど、子どもが、手術に対しての不安を少しでも減らせるようにと考えてあって、嬉しかったです。

子どもも、シールを喜んで貼っていました。

(手術後、マスクを持って帰ることもできました。)

全身麻酔のリスク。風邪の後だからこそ慎重に。

その後、検温がありました。

RSウイルスの回復直後だったので、「もしも、少しでも体調が悪いようだったら、延期です」と言われていたのですが、なんと、37度8分。

手術で使用する全身麻酔は、麻酔が効いている間、呼吸がとまるため、人工呼吸になります。

口から入れた管を抜いた時に、声帯のところが敏感になって、唾や痰が入ることで痙攣起こすことがまれにあり、もし痙攣が起こったら、喉を切開して処置をするそうです。

なので、体調に少しでも不安があったら延期する可能性があると、詳しい説明を受けました。

喉の切開なんて、怖すぎます。

今回で手術が終わってほしい気持ちと、万全でないと不安な気持ちで、不安な夜を過ごしました。

夜中の検温で、36度後半になり、「熱がこもっていたのかな」という判断で、とりあえず手術する方向で話は進んでいきました。

最後の検温と、全身麻酔のための絶食。

翌朝。

朝になっても、手術をするかしないかで微妙な状態でしたが、最終の体温測定で平熱だったので、手術することになりました。

朝から食事も水分補給も禁止になった次男。

水分や栄養は点滴で入れてもらっていましたが、「お茶ほしいよ~。」と訴えられて困りました。

なんとか、おもちゃで遊んだり、家で待つ主人や長男とビデオ通話をしたりして、気をそらして、のりきりました。

幼児の全身麻酔の手術。

風邪をひかせたらいけない。少しでも鼻水や咳をしている状態では出来ない。

親にとっても難易度の高い手術だと思い知りました・・・

ついに手術室へ。
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