時計を読めるようになってほしい!「時間」を意識するための最初の一歩。愛情をたっぷり届けながら、子どもに時計を意識してもらおう!

子どもと遊ぼう/絵本だな///////////////
  1. ホーム
  2. 子どもと遊ぼう
  3. 時計を読めるようになってほしい!「時間」を意識するための最初の一歩。愛情をたっぷり届けながら、子どもに時計を意識してもらおう!

『だいすき ぎゅっ ぎゅっ』


フィリス・ゲイシャイトー ぶん
ミム・グリーン ぶん
デイヴィッド・ウォーカー え
福本友美子 やく
岩崎書店

時計を見る習慣はありますか。

皆さんの子どもは、1日の生活で時計を見る事はありますか?

年齢にもよると思いますが、時計を見て生活するというのは大人になるまでに身につけておきたい大切な事です。

学校に行く年齢になると、時間割りがあります。

時計を見て、次のチャイムがなるまでにトイレに行ったり、教室を移動できるようにならないといけません。

小学校低学年のうちは、予鈴のチャイムが鳴ったり、先生が声をかけてくれたりもするので、時計が読めなくても生活はできます。

けれど、読める方が見通しが立って、生活しやすくなります。

また、小さい頃から時間を守る習慣をつけておくと、親も子どもも「ゲームしすぎ!」や「早く用意しなさい!」というやり取りが減り、ストレスなく生活することができます。

しかし、時計を読むというのは難しいですよね。

そこで、時計を学ぶきっかけになる一冊を紹介したいと思います。

愛情をたっぷり伝えられる、あの有名な絵本!

今回、紹介する絵本は『だいすき ぎゅっ ぎゅっ』です。

とても有名な絵本なので、目にした事のある人も多いのではないでしょうか。

朝、時計は8時。

うさぎの子どもが目を覚まします。

だいすき ぎゅっぎゅっ!

朝の用意をして・・・

9時、10時

ぎゅっ!ぎゅっ!

時計のイラスト、その時間にすること、そして、お母さんと「ぎゅっ!」っとする様子が描かれていて、見ていて幸せな気持ちになる絵本です。

実際に子どもをぎゅっ!っとしながら読めるので、親子のコミュニケーションにもぴったりです!

絵本の中の時計に注目!!

1日の生活の様子を表現するために、時間と時計が描いてありますが、これが、時計への興味付けにちょうど良いのです。

子どもが小さければ小さいほど、「時間」という概念がありません。

まずは、遊んだり食べたり、いろんな事をしている間に、「時間が経過している」ということを、感覚として知る必要があります。

この絵本に出てくるのは、ぴったり「◯時」だけですが、最初はそれでいいと思います。

まずは数字が読め、◯時が読めるようになれば、「時間」や「時計」を学ぶ土台はできていきます!

小1では、〇分は学習しない!
小さい子に時間を意識させる声かけ方法!

小学校1年生では、◯分は難しいので習いません。

2年生になって、ようやく◯分を読む練習が始まります。

では、小学校1年生は、学校でどのように予定を聞いているのでしょう!?

これは、小さい子どもに時間を意識させるのにぴったりな方法です。

答えは、

・先生が「長い針が、10のところにきたら、イスに座りましょう!」というように、『長い針の数字で伝えてくれる』

・「タイマーがなるまでに終わらせてね!」と、『終了の時間を音で知らせる』

です!

他にも、支援学級であれば、目覚まし時計のような形のタイマーで、赤色フィルムの面積が時間とともに減っていくものもありました。
(※タイムタイマーで検索してみてください)

このように、時計は読めないけれど、時計を見て時間を守る習慣をつけるということが1年生の時からスタートします。

入学前、保育園や家庭で、時計を見る習慣がなかったら、なかなか「時間を守ること」や「時計を見て動くこと」は難しいと思います。

なので、小1で困らないように、我が子には、保育園児の頃から、タイマーや「長い針が◯のところまで」という声かけで、時間を守る習慣をつけていました。

時計が読めないくらい小さい頃や、集中してしまうゲームや読書の時間は、タイマーで音を鳴らして時間を守るようにしました。

公園で遊ぶ時などは、時計で「長い針が◯のところまで」と伝えました。

場面によって、時計とタイマーを使い分けしながら、「時間を守る習慣」を身につけたので、少しの声かけで、自分から行動できるようになりました。

時間が経過するという感覚を、タイマーや時計で身につけていると、長い針の◯分を読む練習も、比較的スムーズに進むと思います。

小さい頃から、「時計って面白いな」と思えるきっかけを作ってくれる絵本を、子どもと一緒に読んでみてはいかがでしょうか。

そして、タイマーや時計を見て時間を守る習慣を身につけられるといいですね!

『だいすき ぎゅっ ぎゅっ!』ってしながら、子どもとの時間を楽しんでください!

絵本を通して、子どもと学ぼう!

学校生活に関する記事はこちら!!↓