『どーんとやさい どっかんだいこん』
畑に大根の種を植えました!
大根を食べたくなる季節がやってきました。
一年中美味しいのですが、やっぱり冬の大根は格別ですよね!
お味噌汁に入っていても良し、おでんに入っていても良し。
大根おろしにして薬味として使うも良し。
からみ餅(大根おろしと鰹節を混ぜて醤油をかけたものをお餅に乗せる)にしても、最高に美味しい!
そんな大根が食べたくて、畑に大根の種を植えました。
上手くできるかな。
ワクワクしながら世話をしています。
大根の絵本。知らない知識がたくさん詰まった一冊!
そんな時に見つけた一冊。
今回は紹介するのは『どーんとやさい どっかんだいこん』です。
私たちがよく見る大根。
大根の種類や「かぶ」との違い、どんな風に植わっているかなど、大根のことが紹介されています。
春になると咲く、大根の花。
そこからとれる種。
知っているようで知らなかった、大根のこと。
読むだけで好奇心を刺激される一冊です。
だいこんが白いのはなぜ??こんな昔話を知っていますか??
『だいこん・にんじん・ごぼう』のお話を知っていますか?
昔は大根もにんじんもごぼうも、土で汚れて真っ黒でした。
三人ともそっくりで、見分けがつかないほどでした。
ある日、近所のおばあさんが「ふろ」というものをくれるというので、三人は喜んでおばあさんの家に行きました。
けれど、「水をくんでこい・火を起こせ・湯を沸かせ」と手伝いばかりで、「ふろ」をくれる気配がありません。
「できたぞ」と出されたのはあったかい湯。
「ふろ」を美味しいものだと思っていた、だいこんも、にんじんも、ごぼうもがっかり。
「せっかく来たのだし。」と、三人で風呂に入りました。
キレイ好きのだいこんは、体をゴシゴシ洗い、体が真っ白になりました。
負けず嫌いのにんじんは、長いこと暖かい湯に浸かっていたので真っ赤になりました。
お風呂なんて嫌いだーと逃げ出したごぼうは、土がついて真っ黒のままでした。
見分けがつかなかった三人は、帰る頃にはすっかり違った見た目になりました。
というお話です。
このお話にも出てくる通り、だいこんは白。にんじんは赤。ごぼうは黒いイメージが強いですよね!
しかし、『どーんとやさい どっかんだいこん』を読んでびっくり!
だいこんにも色々な種類があって、黒や赤のものもあるんですって!
日本には、その土地でしか育たない大根が、100ちかくもあるというのだから驚きです。
大根って全部食べられるんです!
大根の良いところは、葉まで美味しくて残す部分無く全部食べられるところではないでしょうか。
みなさんは、大根の葉って食べたことありますか?
スーパーではカットされている事が多い葉ですが、葉も調理すると食べられるんですよ!
大根の葉のふりかけが大好きで、学生のころ、よく実家で母に作ってもらっていました。
よく洗った大根の葉を5㎜~1cmくらいの幅に切って、ごま油で炒めます。
(炒める前に一度湯がくと、あくが抜けてよりおいしくなります。)
しらすや、ちりめんじゃこなどを入れて、更に炒め、そこに、醤油と砂糖と酒で味を整えて完成!
ごはんが進んで止まらなくなる一品です。
また、切り干し大根、たくあんなど、保存食としても加工されているのだから、大根って、本当に有能ですよね!
もしも、葉のついた大根を見つけたら、子どもと一緒に調理してみませんか?
大根の本当の姿を見せてあげることもできるし、「普段、捨ててしまっている部分も食べられる」という食育にもなります!
旅行に出かけたら、100ちかくもあるという、その土地の大根を見てみるのも楽しそうですね!
絵本を通して、子どもと学ぼう!