子どもの「知的好奇心=楽しい」を引き出す言葉かけ
人間は「知らなかった事を知る」ということに喜びを感じます。
子どもには、たくさんのエネルギーがあって、それを好きなことに全力で使えます。
なので、大人よりも吸収が早く、集中して知識を得ていきます。
だからこそ、学びに繋がる好奇心を刺激するような言葉かけができたら、子どもは自分で、楽しみながらどんどん知識を吸収していきます。
例えば、子どもに「雲ってわたあめみたいだけど、食べられると思う?」と聞いてみましょう!
どんな答えが返ってくると思いますか?
「食べられないでしょ~!」この答えが返ってきたら「どうしてそう思うの?」とたずねてみましょう。
子どもなりの言葉で、一生懸命考えたことを説明してくれますよ。
(違っていることをすぐに正したり、理由を説明することが必要なこともありますが、
正解不正解にかかわらず、子どもの考えに1度乗ってみて、子どもがどうしてその答えに至ったかを探ってみると、新しい発見ができることがあります。)
「お母さんも知りたいから、一緒に調べてみようよ!」と言うと、子どもはノリノリで図鑑などを引っ張り出してきたり、インターネットで調べようとしたりします。
大人でも、クイズだけ出されて、「答えは教えません!」と言われると、気になって何とか答えを出そうとしますよね。
子どもも同じで、考え始めた事は納得いく答えを欲しがります。
そこで、「自分で調べる」という事を習慣づけると、自分で調べて答えを見つける楽しさを感じる事ができる子になるのではないでしょうか。
年齢によって、いろいろな答えが返ってきて、親も楽しい!!
ちなみに、我が子に「雲ってわたあめみたいだけど、食べられると思う?」と聞くと、
3歳の弟は「手が届かないから無理だよー。」と言っていました。
「確かに!」と、ある意味、納得の答えでした!
7歳の兄は「雲は水蒸気だから、掴めないよ。雲の中で口を開けたら、入ってくるかもしれないけど、食べたことにはならないんじゃないかなぁ?」と言いました。
4歳くらいの頃に『入道雲』が好きになり、夏はずっと空を眺めていたので、その時に自分で調べた知識を思い出して答えたようです。
それぞれ、一生懸命考えて、「雲は食べられるのか」という突拍子もない問いに答えてくれました。
そして、弟は、兄の説明を一生懸命、聞いていました。
人の意見を聞くのも、また、良い刺激になっているようです。
この他にも「味噌って何でできてるのかなぁ?」と聞くと、「カニ味噌かな!?」とか「醤油かなぁ?」とか、色々考えていました。
冷蔵庫を開けて、原材料を見て「え!大豆なの!?」と驚いていました。
大人にとって当たり前のことも、子どもにとっては新鮮で「驚き!」になるのは、見ていて楽しいですよ。
知らなかったことを知って、嬉しそうな表情を見ることができるのも、親として喜びを感じます。
言葉かけをきっかけに、身の回りの世界に興味がわく。
身の回りには、知らない事がたくさんあります。
それを疑問に感じて、知りたいと思えるように声かけをしてみましょう❗
それが知的好奇心の芽を育てるきっかけになります。
知的好奇心を引き出すと、学校で習う学習も「やらされている」ではなく「楽しんで学べる」子どもになりますよ。
「楽しんで学べる」は、どんな学習方法よりも、子どもにとって効果的です。
自分で知識を増やして、深めていける子どもに成長していって欲しいですね。
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