『おならえほん ぶりっぺ すかっぺ』
弟に読み聞かせしたかった、おもしろそうな絵本とは!?
長男が、小学校からニコニコしながら帰ってきました。
今日は図書の時間があって、「弟が大喜びしそうな絵本を借りてきたから、読んであげるんだ~!」と、はりきっています。
なるほど、それでいつもにも増して、ご機嫌だったというわけか!
長男がどんな絵本を借りてきたのか、私も家事をしながら気にしていると、兄弟の「きゃはははは!!」とかん高い笑い声が、聞こえてきました。
長男が借りてきたのは『ぶりっぺ すかっぺ』
なんと、「おなら」の絵本で大笑いしていたのでした!!
「えーーー!!!学校の図書室で、おならの本を借りたの!?」と、最初は驚いたのですが、この絵本、どうして「ブリッ」と鳴るおならと「すーっ」と音のないおならが出るのか、楽しく詳しく描かれた、学べる絵本だったのです!
「おなら」という題材だし、なんだか恥ずかしいなぁ・・・と思ったのが間違いでした!
2人の大笑いも落ちついたので、私もまざって3人で読みました。
「おなら」で、自分のお腹の調子を知ろう
ブリッと音の出る、ぶりっぺ。
すーーっと静かだけど臭い、すかっぺ。
人前でおならをするのは、恥ずかしいけれど、ぶりっぺが出るのは元気な印!!だから恥ずかしがらなくていいよ!
子ども達にとって、「おなら」は、なんだか恥ずかしくて、ついつい笑ってしまうのですよね。
けれど、絵本を読んで
「体の中で、食べたものが消化されているから出るんだなぁ。」
「食べたものによっても、おならの音は変わってくるんだなぁ。」
と、わかったようです。
長男がたまたま借りてきてくれた、今回の絵本。
ユーモアがあって、それでいて勉強になって、私もとても気に入りました!
(後で知ったのですが、『うんぴ・うんにょ・うんち・うんご』の作者、村上八千世さんの著書でした。)
「借りるの、恥ずかしいなぁ。」と、避けてしまうのはもったいない、良い絵本だとわかりました。借りてきてくれた長男に感謝です。
(『うんぴ・うんにょ・うんち・うんご』は読んだことありました!)
絵本を読んだら子どもが変わった!
体の調子を知ることができる、うんちやおなら。
絵本を読んでからは、「野菜をしっかり食べないと、ぶりっぺが出なくなるよ!」と言うと、「頑張って食べる!」と。
「うんちガマンしてたら、すかっぺが出るよ!」と言うと、モジモジしてた子も「わかった!すぐにトイレ行ってくる!」と。
自分の体の調子を良くする行動が取れるようになりました。
モジモジしてる時に、どれだけ「お腹痛くなるよ!早くトイレに行ってきなさい~!」と言っても、すぐに行こうとしなかったのに、絵本を読んでから声かけしたら、すぐに行動するようになるなんて!
やっぱり、絵本の力はすごいなぁと感じました。
子どものおふざけが心配・・・。そんなときは。
良い絵本なのはわかったけど、これを読んだら、保育園で、大きな声でふざけて「おなら~!!」とか、「うんち~!!」とか、言わないかなぁと心配な方。
その場合、家の外でふざけて言うことが、どうして恥ずかしいのか説明するチャンスです!
「ふざけて言うと、聞いていて嫌な気持ちになる人がいるから。」
と、きちんと説明して、保育園や学校で、ふざけて言わないように話してあげましょう。
我が家は、家の中でなら「ちょっとだけだったら言っていいよ」といってあります。(笑)
(何度も何度も繰り返し、言ってもやめないくらい、しつこく言いすぎると、注意しますが・・・。)
皆さんも、子どもと一緒に、「ぶりっぺ」「すかっぺ」について学んでみませんか?
子どもが、自分の体や体調について考えるきっかけになります!
また、大人にとっても、「なるほどなぁ!!」と、発見のある一冊です。
ぜひ、恥ずかしがらずに手にとって読んでみてください!
絵本を通して、子どもと学ぼう!