アトピー性皮膚炎と診断されるまで
次男はアトピー性皮膚炎です。
産まれてすぐは、「乳児湿疹がひどいなぁ」と思っていました。
首が座って、自分で首を動かすことができるようになってからは、抱っこをすると、おでこを私の服に擦り付けるのがクセになりました。
「眠たいのかな?かわいいなぁ~」と思って、微笑ましく見ていました。
けれど、これは、頭や顔が痒かった次男が、何とか痒みを減らそうと、自分で首を動かしておでこを掻いていた仕草だったのです。
自分で手や指を動かせるようになると、頭やおでこをボリボリ掻くようになりました。
力の調整が上手くできなかったので、いくら爪を切っても、自分で自分の顔を引っ掻いて、ゾンビのように血だらけにしてしまいました。
6か月でようやく診断された!ステロイドってすごい!
次男が、アトピー性皮膚炎と診断されたのは、0歳6ヶ月頃でした。
0歳3ヶ月でヒトパレコウイルス(※下記参照)に感染してから、定期的に通院していたので、先生に相談していたのですが、「乳児湿疹かもしれないから」と、保湿剤で様子をみていました。
しかし、いくら清潔にしても、保湿をしても、全く良くならないのです。
診断を受けた頃には、乾燥と刺激(掻いてしまう)で、顔の皮膚がボロボロと剥がれるようになり、常に顔が真っ赤になっていました。
3ヵ月間、保湿のみで様子を見ていましたが良くならず、「アトピーかもしれないね」ということで、弱いステロイドの入った軟膏を処方してもらいました。
ステロイドを全身に塗った翌日、昨日までの血だらけの皮膚がウソみたいにキレイになりました。
その時は、感動と「もっと早く塗ってあげれば良かった」という気持ちになりました。
【※次男は3か月の時に、ヒトパレコウイルスという感染症でICUに入院しました。↓】
少しずつ良くなってきた!
「3歳くらいまで薬を塗って、そこからは少しずつ減らしていけたら」と言われて、毎日毎日、薬を塗ってきました。
全身くまなく塗っていたステロイドですが、3歳くらいになると、ひどいところにステロイドを塗って、症状の無いところには保湿剤を塗るという方法で、皮膚の状態をキープできるようになりました。
3歳10か月の今でも、寝る前に体温が上がると、頭が痒くなったり、よく洗う手の甲の保湿が間に合わず、荒れたりすることはあります。
保育園の先生からも日中に痒がる事があると聞いたので、保育園に薬を持たせて対処してもらっています。
最初はステロイドを使う事に、不安もありました。
けれど、夜中にも痒がって起きたり、痒みで集中力が続かなかったりと、見ていて可哀想な状態が、ステロイドの薬で一気に改善したので、病院の先生を信じて、少しずつ量を減らしながら使っていこうと思います。
もしも、産まれてすぐの赤ちゃんが、ゴシゴシと顔を擦り付けたり、自分で掻いて血だらけになったりしたら、市販薬ではなく、病院で適切な薬を処方してもらってくださいね!
毎日毎日、めんどくさいこともある!
けれど、ポジティブに考えて!
アトピー性皮膚炎の薬を塗るのは、長期間になります。
親も子どもも、「今日はめんどくさいな」と、思うこともあります。
冬場は、お風呂上りに湯冷めしないか、心配になることもあります。
「いつまでこれが続くんだ・・・」と感じることもあります。
けれど、私は、「これも、小さい頃にしかできない親子のスキンシップの時間だなぁ」と思うと、毎日続けられています。
薬のおかげで、夜、よく眠るようになりました。
集中力も上がったように感じます。
もしも、子どもがかゆがって、集中できないようであれば、薬を怖がるのではなく、お医者さんと相談しながら治療してみてくださいね!!
かゆみの無い生活で、子どものやる気や集中力を向上させてあげましょう!
次男の闘病体験談はこちら!↓