『あいうえおおきなだいふくだ』
4月の新年度が近づいてきました!
4月が近づき、子どもたちは新しい学年になることをワクワクドキドキしているでしょう。
特に、小学校1年生になる子どもたちは、慣れ親しんだ園を卒園し、新しい環境での生活が始まります。
先生は優しいかな。
友達はできるかな。
給食を食べられるかな。
など、新しい生活に不安もあるでしょう。
子どもたちにとって、小学校から本格的に始まる「勉強」。
その「勉強がわかるかな」という気持ちは、新しい生活への不安を更に大きくする原因の一つです。
親としても、「我が子は勉強についていけるかな。」と、心配している人も多いのではないでしょうか。
文字に慣れて、不安な気持ちを減らそう!
そんな不安を少しでも減らせるような絵本を紹介します。
今回紹介するのは、あいうえおの五十音順にお話が進んでいき、楽しんで読んでいる間に、ひらがなを覚えられる絵本です。
入学までの時間は残り少ないけれど、文字に慣れておくと1年生のスタートを安心して迎えられますよ!
4月から年中・年長クラスの子どもたちにもオススメの一冊です。
今回、紹介するのは『あいうえおおきなだいふくだ』です。
絵本は、
「あ」んこがたっぷり おおきなだいふく
「い」きなりどーんと もりのなか
というように、文章の最初の文字が五十音順になっています。
森の動物たちが協力して、おおきなだいふくを運ぼうとしますが・・・。
お話を楽しみながら、ひらがな・五十音の順番を覚えられますよ。
読みと書きの順序は違っていていい!ひらがなを読もう!
ひらがなをいきなり「あ」から書くのは、形をとるのが難しいので、小学校では「く」や「つ」や「し」など、1画で形をとりやすい文字から学習が始まります。
「くつ」「くし」「つくし」など、簡単な文字を組み合わせて単語も学習します。
そして、少しずつ文字を増やしていって、五十音を全て学んでから、五十音表を改めて覚えます。
書くのは、形をとりやすい文字からがセオリーですが、読むのはあいうえお順でも問題なく楽しめます。
この絵本は、子どもが一人でも無理なく楽しめるようにと工夫された絵本シリーズの一冊です。
最初は一人で全て読むのは難しいと思います。
なので、少しずつ子どもが読む部分を増やしていきながら、読み聞かせをすることをオススメします。
例えば、
「あ」んこがたっぷり おおきなだいふく
の「あ」の部分は赤文字になっていて少し大きなフォントで書かれています。
その部分を子どもが読んで、残りの部分を親が読むというように、協力しながら読んでみるのはどうでしょうか。
「い」「きなりどーんと もりのなか」
のように、子どもがひらがなを五十音順に言う、読み聞かせを繰り返すうちに、ひらがなを自然に読むことができるようになりますよ!
「自信」は難しい事へ挑戦するためのパワーになる!
こうして、「ひらがなを読む」ということを繰り返していると、「私は絵本を読める」という自信に繋がります。
自信を持っていれば、少し難しいことに出会っても「私ならできる」とチャレンジする力になります。
新しい生活に、不安を感じるのは誰にでもあります。
そんな時に、「私は大丈夫!」と思える土台を作っておいてあげるといいですよ。
この絵本が、その力になりますように!
絵本を通して、子どもと学ぼう!
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